青空文庫は、著作権が切れた作品や作者自身が許諾した作品を無料で公開しているオンライン図書館です。
その青空文庫で『白鯨(はくげい)』という名作を読みたいと思ったことはありませんか?
『白鯨』は英語圏、特にアメリカでは非常に知名度が高く、誰もがそのタイトルを知っているほど有名な作品です。現在ではメルヴィルはアメリカ文学の巨匠として広く認識されていますが、彼の作品が評価されるようになったのは、彼の死後約30年経ってからのことでした。
そんな名作を、青空文庫で探したけども見つからなくてガッカリした方も多いかもしれません。
実は、私もそのひとりです。
青空文庫は、日本の著作権が消滅した作品を無料で提供する素晴らしいサイトですが、残念ながらハーマン・メルヴィルの『白鯨』は青空文庫には収録されていません。
そこで、名作「白鯨」を無料で楽しむための、少し変わった味わい方(オススメです!)について、ご紹介したいと思います!
「白鯨」の簡単なあらすじ
「白鯨」は、19世紀のアメリカを舞台にした物語で、語り手のイシュメイルが南太平洋出身の銛打ちクイークェグと出会い、捕鯨船ピークォド号に乗り込むところから始まります。
船長エイハブは、かつて白いマッコウクジラ「モビィ・ディック」に片足を奪われ、その復讐を誓っています。
エイハブの狂気に引きずられるように、乗組員たちは白鯨との死闘に挑みますが、最終的にピークォド号は沈没し、イシュメイルだけが生き残るという壮大な物語です。
作者紹介
ハーマン・メルヴィルは、1819年にニューヨークで生まれたアメリカの小説家です。実際に捕鯨船で働いた経験があり、その体験をもとに「白鯨」を執筆しました。
メルヴィルの作品は、彼の死後に再評価され、現在ではアメリカ文学の重要な作家として知られています。「白鯨」の他にも、「タイピー」や「ビリー・バッド」などの作品があります。
「白鯨」の読みどころ
「白鯨」の魅力は、その深いテーマと独特の語り口にあります。特にエイハブ船長の狂気と復讐心、多様な乗組員たちのキャラクター、そして捕鯨の詳細な描写が読みどころです。
また、物語全体を通じて展開される哲学的なテーマや象徴性も、読者に深い印象を与えます。エイハブ船長の執念や、イシュメイルの哲学的な独白など、ページをめくるたびに新たな発見がありますよ。
青空文庫とは
青空文庫とは、日本の著作権が消滅した作品を無料で提供している素晴らしいサイトです。
多くの古典文学が収録されており、誰でも気軽にアクセスして読むことができます。
青空文庫には、夏目漱石や森鴎外など、日本の名作も多数揃っています。ただし、「白鯨」は青空文庫には収録されていないため、他のサイトを利用する必要があります。
無料で読む方法
青空文庫で「白鯨」が見つからない場合でも、他にも無料で読む方法があります。
私も利用してみて、とても良かったのがAmazonのKindle Unlimitedです。これは200万冊以上の本が30日間無料で試せるサービスで、その中に『白鯨』も含まれています。
たくさんの本が読み放題でとても満足しました。ぜひ、あなたもKindle Unlimitedを利用して『白鯨』を無料で読んでみてください!
また、『白鯨』が難しくて読めないという方には、Kindleで読める漫画版もおすすめです。
私も読んでみましたが、漫画版なら、簡単に情景が想像できて楽に読むことができました。
こちらもKindle Unlimitedで30日間無料で読むことができますので、ぜひ試してみてくださいね!
引用元 白鯨 (マンガの金字塔) 影丸 譲也 (著), 梶原 一騎 (著), ハーマン・メルヴィル (著)
まとめ|『白鯨』簡単なあらすじとおすすめ翻訳
青空文庫には「白鯨」が収録されていないため、他のサイトを活用してこの名作を楽しんでみてください。
Kindle Unlimitedを使えば、30日間無料で『白鯨』を読むことができます。
また、文庫本で楽しみたい方は、岩波文庫がオススメです。注釈がたくさんあって、初めて読む人にも分かりやすく、挿絵もあるので、物語がもっと楽しくなると思いますよ。
引用元 白鯨 上 (岩波文庫) ハーマン・メルヴィル (著), 八木 敏雄 (翻訳)
読書の楽しみは無限大です。ぜひ『白鯨』の壮大な世界に浸ってみてくださいね!