学校の課題などで、読書感想文を書くのに困っていませんか?
感想文はざっくりいうと『あらすじ+感想』ですが、実はあらすじを書くのが至難の業なのです。
どんな話か全体をまとめたり、印象的な場面を切り取ったり。
どちらも短い文で読む人に伝えなければなりません。これって小学校高学年でも難しいですよね。
最近は、書き方シートのようなものもありますが、質問の答えを埋めてもなかなか感想文は書けません。
このブログでは、読書感想文を書くのがもっと楽しくなるように、小学2・3年生にぴったりの書きやすい本を例文付きで紹介します。
今年の読書感想文は、どんな本を選べばいいのか、どうやって感想文を書けばいいのか、心配しなくて大丈夫です。
この記事を読めば、自分に合った本が見つかって、感想文を書くのが楽しくなりますよ!
読書感想文の書き方のコツ
読書感想文を書くのは難しいと感じるかもしれませんが、いくつかのコツを押さえれば大丈夫です。
以下では、3つのポイントをご紹介します。
➀ 子どもが興味を示した本を選ぼう!
まず大切なのは「本選び」です。親が読ませたいと思う本と子どもが読みたいと思う本は、想像以上に違うことがあります。
特に、3・4年生という小学校中学年では、低学年と高学年とのはざまで、興味関心も成長の度合いもさまざまな年齢。親が選ぶのは非常に難しいです。
図書館や本屋さんで、子どもが手に取った本、それはすなわち、子ども自身が興味や関心を示した本を選ばせると良いと思います。
表紙がきれいなものや、有名な文豪や作家で選ぶのも良いでしょう。教科書に載っている作品で面白いと感じた作家の別の作品を選んでみるのも効果的だと思います。
子どもの興味関心を維持するためにも、パラパラとめくってみて挿絵が多いものを選ぶのも子どもを飽きさせないための有効な方法です。
読書感想文を書くという目的からは、主人公や登場人物がはっきりしていてストーリーがわかりやすい本もオススメです。
一方で、文字があまりにも小さいものや分量が多いものは、読むのに挫折してしまうかもしれませんので、避けたほうが良いかもしれません。
子ども自身が楽しく読める本を選ぶことで、きっと感想文を書くことのモチベーションも維持できるはずです。
➁ 作品を読む時は、物語の中の主人公になりきろう!
次に、本の読み方です。
これは一般的にも本を読むことの効能として言われることもありますが、本を読むときは、ぜひ物語の中の主人公になったつもりで読んでみてください。
「もし、この場面で自分だったらどうしよう…」と、主人公の立場を想像しながら、読み進んでいくことで、物語がより現実的で面白く感じられます。
そして、感想文を書くときにも、その主人公の視点で感じたことを書くと、より生き生きとした文章になります。
③ 作品を読みながらメモを取っておこう!
楽しく面白い文章に出会うと、ついさらさらっと読んでしまって、一気に読破してしまうことは大人でも多いと思います。
最後まで読んでしまったあとに、読書感想文を書く準備を始めていては、細かいところや感動したところを忘れてしまい、もう一度、読み直さなければならないことになりかねません。
読書感想文をスムーズに書き始めるため、物語を読んでいて、主人公の大きな選択の場面(=僕なら私ならどうするだろうか…と考える場面)や、心にグッと感じる場面があったら、その時は「ふせん」を付けたり、自分が感じたことをメモ用紙に書いておきましょう。
読書感想文を書き始める時は、そのメモをもとに作っていけば、短時間で読書感想文の内容を決めることができます。
読書感想文の構成は、大まかに3つです。①導入、②本文、③感想となります。①導入で本の概要を紹介し、②本文では自分の感想や意見を書き、③最後にまとめとして本から学んだことや印象に残ったことを書くのがポピュラーでしょう。
読書感想文のこともイメージしながら、あらかじめメモを取っておくと、短い時間で書き上げることができると思います。
小学2・3年生が書きやすい本(例文つき)
それでは、ここからは、上記でご紹介した3つのポイントも踏まえつつ、2・3年生にぴったりの読みやすい・書きやすい本を紹介します。
6つの本をご紹介しますが、どれも魅力的で、読書感想文の筆も進むと思いますよ。
読書感想文の構成のサンプルも作成してみていますので、参考にしてみてください。
「銀河鉄道の夜」作:宮沢賢治
「銀河鉄道の夜」は宮沢賢治の代表作で、小学生でも楽しめる素晴らしい物語です。物語は、主人公のジョバンニと、彼が出会った不思議な少年カムパネルラが、銀河鉄道に乗って星々の間を旅するという冒険を描いています。
「銀河鉄道の夜」あらすじ
ジョバンニは病気の母を支えるため、学校と仕事を頑張る男の子。星祭りの夜、ふしぎな銀河鉄道に乗り込み、友達のカムパネルラと共に銀河を旅する。電車は星空を走り、二人はさまざまな人々や美しい風景に出会う。白鳥座や天の川、星のお祭りに行く少女、星を研究する学者など、夢のような冒険が続く。旅を通じてジョバンニは友情や家族の大切さに気付く。最後にカムパネルラは消えてしまうが、ジョバンニはこの旅を通じて成長し、希望を胸に抱くようになる。
「銀河鉄道の夜」の読書感想文800字【例文】
ぼくが読んだ「銀河鉄道の夜」は、宮沢賢治さんが書いたすてきなお話です。この本の主人公はジョバンニという男の子で、友だちのカムパネルラと銀河鉄道に乗る冒険をします。
ジョバンニはお母さんが病気で、毎日学校の後に仕事をしています。ある夜、星まつりの夜にジョバンニはふしぎな銀河鉄道に乗りこみます。その電車は普通の電車とはちがって、星空の中を走るんです。
ジョバンニはカムパネルラと銀河を旅します。電車の中で、白いドレスを着た星のお祭りに行く少女に出会いました。彼女は星のランタンを持っていて、きれいでした。また、星を研究している学者さんにも会いました。大きなめがねをかけた学者さんは、「星はみんな違う形をしていて、それぞれが特別なんだ」と教えてくれました。
ぼくが一番好きな場面は、ジョバンニとカムパネルラが夜空に浮かぶ白鳥座を見たところです。白鳥が羽ばたくたびに星の粉が舞い落ちて、まるで光のシャワーのようでした。また、天の川を渡る時には、川の水がクリスタルのように輝いて、その美しさに息をのみました。
銀河ステーションにとまると、ジョバンニとカムパネルラは駅に降ります。駅ではたくさんの人が行きかっていて、楽しそうにしています。二人はそこで新しい友だちとも出会い、一緒に星を見ながら楽しい時間を過ごします。
このお話は、友だちや家族を大切にする気持ちの大切さを教えてくれます。ジョバンニがカムパネルラを思う気持ちや、お母さんを思う気持ちがとても感動的です。たとえば、ジョバンニが「お母さん、今日は角砂糖を買ってきたよ」と言う場面では、お母さんへのやさしさがよくわかります。
ぼくも、ジョバンニみたいに友だちや家族を大切にしたいと思いました。実は、この本を読んだ後、ぼくも友だちと星を見に行く約束をしました。夜、近くの公園に集まって、星を見上げました。星がたくさん輝いていて、まるで銀河鉄道に乗っているような気持ちになりました。
カムパネルラが最後に銀河鉄道からいなくなってしまう場面は悲しかったけれど、ジョバンニがその後もがんばって生きていく姿に勇気をもらいました。このお話は、読むと心が温かくなるすてきな物語です。みんなもぜひ読んでみてください!
物語の要約:最初に物語の大まかな流れを簡潔に紹介しましょう。誰が主人公で、どんな冒険があったのかを伝えます。
キャラクターの感想:ジョバンニやカムパネルラなど、物語の中で印象に残った登場人物について感じたことを書きます。例えば、どんな性格だったか、何を学んだのかなど。
テーマやメッセージ:物語が伝えたい大切なメッセージやテーマを考えます。例えば、友情の大切さや自然の美しさなど、どんなことを学んだのかを自分の言葉でまとめます。
自分の感想:自分自身が物語を読んで感じたことや、どんなところが面白かったか、感動したシーンなどを述べます。素直な気持ちを書き出しましょう。
結論:最後に、物語全体を通して得た学びや、この本を読んで良かったと思う理由をまとめます。他の人にこの本を読んでほしい理由も考えてみてください。
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「魔女の宅急便」作:角野栄子
物語の主人公は、13歳の魔女のキキです。ひとり立ちした魔女の子キキが、新しい町ではじめた商売は? 相棒の黒猫ジジと喜び悲しみを共にしながら、町の人たちに受け入れられるようになるまでの1年をさわやかに描いた物語です。
「魔女の宅急便」あらすじ
物語は、キキが新たな街にやってきて、そこでの生活を始めるところから始まります。彼女は町の人々と友達になりながら、さまざまな依頼を受けて宅急便を届けたり、魔法の力を使って問題を解決したりします。しかし、ある日突然、彼女の魔法の力が使えなくなってしまいます。それでも諦めずに頑張るキキの姿が、物語の中でとても印象的です。
「魔女の宅急便」の読書感想文800字【例文】
わたしは、この本を読んで、とても楽しかったです。キキという女の子が魔女になって、いろんなところに冒険するお話です。キキは13さいになって、一人で旅に出るんだけど、わたしもそんなことができたらいいなと思いました。
キキは黒猫のジジといっしょに住む町をさがして、海のそばの大きな町にたどり着きます。そこに住むことにしたキキは、ほうきにのって、いろんなものをはこぶ仕事をはじめます。わたしも、いつかほうきにのって空をとんでみたいなと思いました。
キキのはこぶ仕事は、いろんな人との出会いがあって、すごくわくわくします。たとえば、パン屋のおばさんがすごくやさしくて、キキを応援してくれるところが好きです。わたしもやさしい人に会いたいなと思いました。それに、キキが最初にパンをはこんだときに、おばさんにほめられてうれしかったと思います。わたしも、だれかにほめられると、もっとがんばりたくなります。キキは失敗することもあるけど、あきらめずにがんばるところがすごいです。わたしも、キキみたいにがんばりたいです。
わたしも、キキみたいにがんばったことがあります。去年の学校の運動会で、リレーの選手にえらばれたときです。わたしは、はじめてのリレーでとても緊張していました。でも、友だちや先生が「がんばって」と応援してくれたおかげで、一生けんめい走ることができました。最後にはクラスのみんなが喜んでくれて、とても嬉しかったです。このとき、わたしもキキのようにあきらめずにがんばることの大切さを学びました。
キキの友だちのトンボくんも、とてもおもしろい人です。トンボくんは、キキとすごく仲よくなって、いっしょにいろんな冒険をします。わたしも、トンボくんみたいな友だちがほしいです。トンボくんは、いつも元気で、いろんなことに挑戦するところがかっこいいです。
この本の中で、わたしが一番好きなところは、キキが空をとんでいるシーンです。風を感じて、すごく気持ちよさそうで、わたしも空をとんでみたくなりました。それに、キキが困っている人を助けるところもすごくかっこいいです。わたしも、だれかを助けることができる人になりたいです。
このお話は、キキがどんどん成長していくところがとてもよかったです。最初は不安だったキキも、友だちや町の人たちに支えられて、立派な魔女になっていくところが感動しました。わたしも、友だちや家族に支えられて、がんばっていきたいと思いました。
本当に、角野栄子さんの「魔女の宅急便」を読んでよかったです。この本は、わたしに夢や希望を与えてくれました。キキのように前向きに生きて、どんな困難にも立ち向かう勇気を持ちたいと思います。読書の楽しさを教えてくれたこの本に、心から感謝しています。
物語の紹介:最初に、キキやジジというキャラクターがどんな存在なのか、どんな冒険をするのかを簡単に紹介します。
お気に入りのシーン:物語の中で特に楽しかったり感動したりしたシーンを挙げて、その場面がどういう風に楽しかったのか、なぜ感動したのかを説明します。
キャラクターの感想:キキやジジ、そして町の人々など、物語に出てくるキャラクターたちについて感じたことを書きます。例えば、キキの勇気や友達との関係についてどう思ったかを述べます。
テーマや教訓:物語が伝えたい大切なメッセージやテーマを考えます。例えば、困難に立ち向かう勇気や友情の大切さなど、どんなことを学んだのかを述べます。
自分の感想と結論:最後に、自分がこの本を読んでどんな気持ちになったか、この物語を通して得た学びや感じたことをまとめます。そして、この本を他の人にもおすすめしたい理由を述べます。
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「ブレーメンの音楽隊」作:グリム
「ブレーメンの音楽隊」のあらすじ
「ブレーメンの音楽隊」は、年老いて役に立たなくなったロバが主人に捨てられそうになり、音楽隊を目指してブレーメンへ向かう物語です。途中で同じように見捨てられた犬、猫、鶏と出会い、仲間になります。四匹は協力してどろぼうたちを追い出し、食べ物や住処を手に入れます。結局、四匹はブレーメンには行かず、その家で楽しく暮らすことに決めます。このお話は、協力と友情、そして新しい人生の始まりを描いています。
「ブレーメンの音楽隊」の読書感想文800字【例文】
ぼくは、このあいだ「ブレーメンの音楽隊」というお話を読みました。このお話は、グリム兄弟が書いたものです。とてもおもしろくて、どきどきしながら読みました。
このお話には、ロバ、犬、猫、そして鶏の四匹の動物が出てきます。最初にロバが出てきて、年をとって仕事ができなくなったので、主人に見捨てられそうになります。ロバはブレーメンという町で音楽隊に入ろうと決めて、家を出ます。その途中で、同じように年をとって見捨てられた犬と猫、鶏に出会い、みんなで一緒にブレーメンに行くことになります。
ぼくがこのお話で一番すごいと思ったのは、四匹の動物たちが協力してどろぼうたちをやっつけるところです。ロバが窓からのぞいて中の様子を見て、犬がロバの背中にのぼり、その上に猫が乗り、最後に鶏が猫の上に乗って大きな音を立てて、どろぼうたちをびっくりさせて追い払います。この場面はとてもおもしろくて、何度も読み返しました。
動物たちは力を合わせて問題を解決しました。ぼくも友だちと協力して、いろいろなことを乗り越えていきたいと思いました。このお話を読んで、友だちと一緒にいることの大切さを改めて感じました。
実は、ぼくにも似たような体験があります。先月の運動会のリレーで、ぼくたちのチームは最初はずっとビリでした。でも、みんなで「最後まであきらめないでがんばろう!」と声をかけ合い、ぼくも一生懸命に走りました。ぼくがバトンを渡した後、友だちがものすごい速さで走ってくれて、なんと最後には一位になることができました。そのとき、みんなで喜んだ気持ちは今でも忘れられません。
「ブレーメンの音楽隊」は、困ったときでもあきらめずに前に進むことや、友だちと協力することの大切さを教えてくれました。このお話を読んで、もっともっと友だちを大事にしようと思いました。そして、何か困ったことがあっても、みんなで力を合わせればきっと乗り越えられると信じています。
これからも、いろいろなお話を読んで、たくさんのことを学びたいです。そして、「ブレーメンの音楽隊」の動物たちのように、困難を乗り越えて楽しく生きていけるようになりたいです。このお話を読んで、本当に良かったと思いました。
1. 始まりの部分
- タイトルと著者名を書く: 「ブレーメンの音楽隊」グリム兄弟
- 読み終わった感想を一言で: 「このお話は、とても勇気と友情が感じられるものでした。」
2. あらすじを書く
- 簡単にお話の内容を説明します。
- 例: 「年をとった動物たちが、新しい人生を探しにブレーメンの町を目指すお話です。」
3. 印象に残った場面を書く
- 自分が特に心に残った場面を選びます。
- 例: 「動物たちが協力して盗賊たちを追い払うところが印象に残りました。」
4. 感想を書く
- お話を読んで感じたこと、自分の気持ちを書く。
- 例: 「動物たちが諦めずに新しい人生を見つけようとする姿が素晴らしかったです。」
5. お話から学んだことを書く
- お話を通じて感じた教訓や学びを書く。
- 例: 「このお話から、どんな困難があっても諦めずに挑戦することの大切さを学びました。」
6. 締めくくりの言葉
- 最後に感想文をまとめる。
- 例: 「このお話を読んで、困難に立ち向かう勇気が湧きました。もっといろんな話を読みたいです。」
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「トロッコ」作:芥川龍之介
「トロッコ」のあらすじ
「トロッコ」は、少年良平が幼い頃に経験した一日の冒険を描いた短編小説です。小田原と熱海の間で行われていた軽便鉄道の工事現場で、良平はトロッコに強い興味を抱きます。ある日、弟と友人と共にトロッコを押して遊んでいたところ、ひとりでトロッコに乗ることを決心し、急な坂を滑り降ります。その後、工事現場の土工たちと一緒に再びトロッコを押しながら進むが、途中で土工たちに帰るように言われ、心細さに涙をこらえながら一人で家へ帰ります。大人になった良平は、時折この経験を思い出し、懐かしさと共に当時の感情を振り返ります。
「トロッコ」の読書感想文800字【例文】
ぼくはこの夏休みに「トロッコ」という本を読みました。この本は、芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)さんが書いたお話です。お話の中には、良平(りょうへい)という男の子が出てきます。良平はぼくと同じくらいの年齢で、トロッコという小さな電車みたいなものにすごく興味を持っていました。
ある日、良平は弟や友達と一緒にトロッコを押して遊んでいました。ぼくも学校の帰りに友達と遊ぶことがよくあるので、その気持ちがよくわかります。ぼくらはよく自転車を押したり、滑り台で遊んだりします。でも、良平たちは本物のトロッコを押していたので、もっと面白そうだと思いました。
その時、良平は友達と一緒にトロッコに乗って坂を滑り降りることにしました。最初はゆっくりだったけど、だんだんとスピードが出てきて、とても楽しい気持ちになったそうです。ぼくも以前、遊園地のジェットコースターに乗ったことがあります。最初はドキドキしていたけど、風を感じてスピードが出るととても楽しくなりました。その時の気持ちと良平の気持ちが重なって、とてもわくわくしました。
しかし、その後良平は工事をしている人たちに怒られてしまいました。ぼくも一度、家の近くの畑で遊んでいたら、畑の持ち主のおじさんに怒られたことがあります。その時はびっくりしてすごく怖かったけど、良平も同じように怖かったんだと思います。それでも、良平はその後も勇気を出してトロッコに乗り続けました。その勇気がすごいと思いました。
また、良平がトロッコに乗って遠くまで行ってしまい、帰り道で一人で走って帰るシーンがありました。その時、良平はとても不安で、もう泣きそうになっていました。でも、一生懸命走って家に帰った時、泣きながらも安心して家族に会えた良平の気持ちがとてもよくわかります。ぼくも一度、迷子になってしまったことがありました。その時はとても不安で泣きそうになったけど、家族に会えた時の安心感は今でも覚えています。
この本を読んで、ぼくは良平のように勇気を持って新しいことに挑戦することの大切さを学びました。そして、どんなに怖いことや不安なことがあっても、最後まで諦めずに頑張ることが大事だと思いました。良平の冒険を通して、ぼくももっとたくさんのことに挑戦してみたいと思いました。
「トロッコ」という本は、良平の冒険だけでなく、ぼく自身の経験とも重なる部分があって、とても親近感を感じました。もっと芥川龍之介の本読んでみたいと思いました。この本を読んで、もっと勇気を持って新しいことに挑戦することができるようになりたいです。
1. 始まりの部分
- タイトルと著者名を書く: 「トロッコ」芥川龍之介
- 読み終わった感想を一言で: 「このお話は、少年の冒険心と恐怖が描かれていて、とても心に残りました。」
2. あらすじを書く
- 簡単にお話の内容を説明します。
- 例: 「良平という少年がトロッコに乗って遊び、遠くまで行ってしまうお話です。」
3. 印象に残った場面を書く
- 自分が特に心に残った場面を選びます。
- 例: 「良平が一人で暗い道を走って家に帰るところが印象に残りました。」
4. 感想を書く
- お話を読んで感じたこと、自分の気持ちを書く。
- 例: 「良平の冒険心と、その後の不安な気持ちに共感しました。」
5. お話から学んだことを書く
- お話を通じて感じた教訓や学びを書く。
- 例: 「このお話から、冒険には楽しさと危険があることを学びました。」
6. 締めくくりの言葉
- 最後に感想文をまとめる。
- 例: 「このお話を読んで、もっと芥川龍之介の本読んでみたいと思いました。」
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「手袋を買いに」作:新美南吉
この物語は、親子の絆や初めての経験に対する驚きと成長を描いており、温かい感動を呼び起こします。
「手袋を買いに」のあらすじ
「手袋を買いに」は、寒い冬の日に、子供の狐が手袋を買いに町に行くお話です。ある日、子供の狐は雪の眩しさに驚き、遊んだ後に手が冷たくなってしまいました。心配した母狐は、子供の狐のために町へ手袋を買いに行かせることにしました。母狐は子供の狐の手を人間の手に変えて、町の人間に見つからないようにと注意をしました。
子供の狐は母の教えを守り、帽子屋さんで手袋を買いましたが、うっかり狐の手を出してしまいました。それでも帽子屋さんは親切に手袋を渡してくれました。帰り道、子狐は人間の優しさを感じ、母狐にそのことを伝えました。母狐も人間の優しさに驚きました。親子の狐は無事に森へ帰り、温かい手袋と共に幸せに過ごしました。
「手袋を買いに」の読書感想文800字【例文】
わたしが読んだ本は「手袋を買いに」というお話です。この本を書いたのは新美南吉さんです。このお話は、寒い冬の日に、きつねの親子が手袋を買いに町へ行くお話です。
お母さんきつねは、子供のきつねが雪で手が冷たくなってしまうのを心配して、手袋を買ってあげようと思います。でも、お母さんきつねは人間を怖がっていて、町へ行くのがこわいので、子供のきつねだけで行かせることにします。お母さんきつねは子供のきつねの手を人間の手に変えて、「この手で手袋を買ってきてね」と言いました。子供のきつねは、雪が降る中、町へ出かけます。
子供のきつねは町に着くと、看板を見ながら帽子屋さんを探します。やっと帽子屋さんを見つけて、ドアをたたいて「手袋をください」と言います。でも、子供のきつねはまちがってきつねの手を出してしまいます。帽子屋さんはびっくりしたけれど、お金をもらって、ちゃんと手袋をくれました。子供のきつねは手袋をもらって、お母さんきつねのもとに帰ります。
このお話を読んで、わたしは子供のきつねの勇気と、母さんきつねのやさしさに感動しました。子供のきつねは、初めての町で一人で手袋を買いに行くのは、とてもこわかったと思います。でも、お母さんのためにがんばって手袋を買いに行く姿が、すごくえらいと思いました。わたしも、こわいことがあってもがんばって挑戦しようと思いました。
わたしも、初めて一人でおつかいに行った時のことを思い出しました。最初はとてもドキドキしました。でも、お母さんの言う通りにお店に行って、お金を出して買い物をすることができました。その時のわたしも、こぎつねのように少しだけ大人になった気がしました。おつかいの時、お店の人がとても優しくしてくれて、「よくできたね」とほめてくれました。その言葉がとても嬉しくて、自信がつきました。
お母さんきつねのやさしさも、とてもすてきだと思いました。わたしのお母さんも、いつもわたしのことを心配してくれて、わたしが寒くないようにいろいろと気をつけてくれます。このお話を読んで、お母さんのありがたさをあらためて感じました。
お母さんきつねが人間をこわがっているところも、おもしろいと思いました。わたしたちも、知らないものや見たことがないものは、こわいと感じることがあります。でも、このお話では、人間が実はそんなにこわくないことがわかりました。お母さんきつねも最後には「人間は思ったほどこわくないのかもしれない」と言っていて、わたしも、もっといろいろなことに挑戦してみようと思いました。
この本を読んで、わたしはお母さんきつねと子供のきつねのやさしさと勇気を学びました。わたしももっといろいろなことに挑戦して、こわがらずにがんばろうと思いました。このお話を読んで、家族や友達にやさしくして、みんなと仲良く過ごしたいです。最後に、南吉さんに素敵なお話を書いてくれてありがとうと言いたいです。
1. 始まりの部分
- タイトルと著者名を書く: 「手袋を買いに」新美南吉
- 読み終わった感想を一言で: 「このお話は、とても心温まるお話でした。」
2. あらすじを書く
- 簡単にお話の内容を説明します。
- 例: 「子供の狐が母狐と一緒に手袋を買いに行くお話です。」
3. 印象に残った場面を書く
- 自分が特に心に残った場面を選びます。
- 例: 「子狐が帽子屋さんで手袋を買うところが印象に残りました。」
4. 感想を書く
- お話を読んで感じたこと、自分の気持ちを書く。
- 例: 「子狐が手袋を買うために一生懸命頑張るところがとても可愛かったです。母狐の優しさも感じました。」
5. お話から学んだことを書く
- お話を通じて感じた教訓や学びを書く。
- 例: 「このお話から、人間も動物も優しさを持って接することが大切だと学びました。」
6. 締めくくりの言葉
- 最後に感想文をまとめる。
- 例: 「このお話を読んで、心が温かくなりました。もっといろんな話を読みたいです。」
audibleなら30日間無料で読むことができます。
このポイントを参考にして、楽しんで読書感想文を書いてみてくださいね!
読書感想文が楽しくなる!もうひとつの方法とは?!
多くの人にとって、ここに載っている本はどこかで聞いたことがある、なじみの深い作品だと思います。
そんな作品の、別の味わい方をご存じですか?
それは、物語を「耳で聴く」というものです。
まだ字が読めない幼い子どもたちにとって、耳からたくさんの豊かなことばを聴くことが、その子の将来によい影響をあたえることは、多くの学者が指摘しています。
ゲームやアニメにかこまれた子どもたちに、いいお話を聞かせることは、豊かな心を育てることでもあるのです。
私が初めて物語を「耳で聴く」というものを体験したのは、今から約20数年前の大学時代のこと。石川県金沢市にある「室生犀星記念館」で、ヘッドホンを使って、室生犀星の作品をナレーションで静かに聴いた時でした。
普通、読書というのは「文字を目で読む」ことによって、目から入った文字情報をアタマの中で映像に変換してその内容を理解していくものです。
しかし、ここで体験した文学を「耳で聴く」ことは、目を閉じてあたかも音楽を聴くような感覚で文学を楽しむことができる、本当に新鮮で衝撃的な体験でした。
今で言うと「癒し」という感覚に近いと思います。目を閉じてリラックスした状態で良質な文学などの作品を味わうことができるため、作品の世界の中に驚くほど引き込まれます。
しかし、残念なことに、当時はそのような「文学を耳で楽しむ」方法や媒体は、かなり高価な金額を出さないと体験できないものでした…。
そして、現在。今ではオンラインで安価にそれを体験できる時代になっていることを私は知りました(驚)。
オーディブルは、本を聴くための素晴らしいツールです。オーディブルには、さまざまなジャンルの本がそろっています。自分の興味に合った本を見つけることができます。
そして、いつでもどこでも本を楽しむことができます。耳で聴くことで、目を休めながら物語に没入できます。
さらに、聴き逃した部分やもう一度聴きたい部分を簡単に再生することができるので、物語の理解を深めるのに役立ちます。
今なら30日間無料で聴くことができます。ぜひ、オーディブルを活用して、楽しくて充実した読書体験をしてみてください!