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読書感想文小学4・5・6年生が書きやすい本2024|800字の例文・解説つき

 

 学校の課題などで、読書感想文を書くのに困っていませんか?

 感想文はざっくりいうと『あらすじ+感想』ですが、実はあらすじを書くのが至難の業なのです。

 どんな話か全体をまとめたり、印象的な場面を切り取ったり。

 どちらも短い文で読む人に伝えなければなりません。これって小学校高学年でも難しいですよね。

 最近は、書き方シートのようなものもありますが、質問の答えを埋めてもなかなか感想文は書けません。

 このブログでは、読書感想文を書くのがもっと楽しくなるように、小学4・5・6年生にぴったりの書きやすい本を例文付きで紹介します。

 今年の読書感想文は、どんな本を選べばいいのか、どうやって感想文を書けばいいのか、心配しなくて大丈夫です。

 この記事を読めば、自分に合った本が見つかって、感想文を書くのが楽しくなりますよ!

読書感想文の書き方のコツ

 読書感想文を書くのは難しいと感じるかもしれませんが、いくつかのコツを押さえれば大丈夫です。

 以下では、3つのポイントをご紹介します。

➀ 子どもが興味を示した本を選ぼう!

 まず大切なのは「本選び」です。親が読ませたいと思う本と子どもが読みたいと思う本は、想像以上に違うことがあります。

 特に、3・4年生という小学校中学年では、低学年と高学年とのはざまで、興味関心も成長の度合いもさまざまな年齢。親が選ぶのは非常に難しいです。

 図書館や本屋さんで、子どもが手に取った本、それはすなわち、子ども自身が興味や関心を示した本を選ばせると良いと思います。

 表紙がきれいなものや、有名な文豪や作家で選ぶのも良いでしょう。教科書に載っている作品で面白いと感じた作家の別の作品を選んでみるのも効果的だと思います。

 子どもの興味関心を維持するためにも、パラパラとめくってみて挿絵が多いものを選ぶのも子どもを飽きさせないための有効な方法です。

 読書感想文を書くという目的からは、主人公や登場人物がはっきりしていてストーリーがわかりやすい本もオススメです。

 一方で、文字があまりにも小さいものや分量が多いものは、読むのに挫折してしまうかもしれませんので、避けたほうが良いかもしれません。

 子ども自身が楽しく読める本を選ぶことで、きっと感想文を書くことのモチベーションも維持できるはずです。

➁ 作品を読む時は、物語の中の主人公になりきろう!

 次に、本の読み方です。

 これは一般的にも本を読むことの効能として言われることもありますが、本を読むときは、ぜひ物語の中の主人公になったつもりで読んでみてください。

 「もし、この場面で自分だったらどうしよう…」と、主人公の立場を想像しながら、読み進んでいくことで、物語がより現実的で面白く感じられます。

 そして、感想文を書くときにも、その主人公の視点で感じたことを書くと、より生き生きとした文章になります。

③ 作品を読みながらメモを取っておこう!

 楽しく面白い文章に出会うと、ついさらさらっと読んでしまって、一気に読破してしまうことは大人でも多いと思います。

 最後まで読んでしまったあとに、読書感想文を書く準備を始めていては、細かいところや感動したところを忘れてしまい、もう一度、読み直さなければならないことになりかねません。

 読書感想文をスムーズに書き始めるため、物語を読んでいて、主人公の大きな選択の場面(=僕なら私ならどうするだろうか…と考える場面)や、心にグッと感じる場面があったら、その時は「ふせん」を付けたり、自分が感じたことをメモ用紙に書いておきましょう。

 読書感想文を書き始める時は、そのメモをもとに作っていけば、短時間で読書感想文の内容を決めることができます。

 読書感想文の構成は、大まかに3つです。①導入、②本文、③感想となります。①導入で本の概要を紹介し、②本文では自分の感想や意見を書き、③最後にまとめとして本から学んだことや印象に残ったことを書くのがポピュラーでしょう。

 読書感想文のこともイメージしながら、あらかじめメモを取っておくと、短い時間で書き上げることができると思います。

小学4・5・6年生が書きやすい本【例文つき】

 それでは、ここからは、上記でご紹介した3つのポイントも踏まえつつ、4・5・6年生にぴったりの読みやすい・書きやすい本を紹介します。

 5つの本をご紹介しますが、どれも魅力的で、読書感想文の筆も進むと思いますよ。

 読書感想文の構成のサンプルも作成してみていますので、参考にしてみてください。

①『かあちゃん取扱説明書』あらすじ

ぼくんちで、一番いばっているのはかあちゃんです。今朝も朝からガミガミうるさくって、ぼくはハラがたちました。かあちゃんにいいたいのは、何日も同じごはんをつくらないでほしいです。さいごに、かあちゃんはすぐ「早く」っていうけれど、ぼくが「早く」っていうとおこるのは、やめてほしいと思います。
……ぼくの作文を読んだ父ちゃんは大笑いして「かあちゃんはほめるときげんがよくなるんだ。とにかくほめること。パソコンもビデオも扱い方をまちがえると動かないだろ、それと同じさ」扱い方! そうか、扱い方さえまちがえなければ、かあちゃんなんてちょちょいのちょいだ!
哲哉はこうして、かあちゃん取扱説明書を書きはじめたのだが…。

引用元 amazon

『かあちゃん取扱説明書』の読書感想文【例文】800字

いとうみくさんの「かあちゃんの取扱説明書」を読んで、僕はとても感動しました。この本は、哲哉という男の子が主人公で、彼が母親のことをもっとよく理解しようと「取扱説明書」を作るお話です。僕は、母親との関係について考えさせられると同時に、たくさんの笑いと感動をもらいました。

まず、哲哉が母親の行動を観察しながら取扱説明書を作るシーンは、僕にとってとても面白かったです。例えば、哲哉はお母さんが忙しい朝に話しかけると怒られるけど、夜のリラックスしている時間帯に話しかけると笑顔になることに気づきます。この発見をしたとき、僕は思わず「なるほど!」と声を上げてしまいました。僕も同じように、母親がどんなときに機嫌がいいか悪いかを観察してみようと思いました。

次に、哲哉がお母さんの「秘密」を知る場面がとても印象的でした。ある日、哲哉はお母さんが夜遅くまで家事をしているのを見てしまいます。そのとき、哲哉はお母さんが毎日どれだけ大変な思いをしているのかを初めて理解します。僕も普段は気づかないけれど、お母さんが毎日家族のためにどれだけ頑張っているかを考えると、もっと感謝しなければいけないなと思いました。

さらに、この本の中で一番心に残ったのは、哲哉がお母さんに「ありがとう」と素直に言えるようになる場面です。哲哉は、自分が書いた取扱説明書のおかげで、お母さんの喜ぶことをたくさんしてあげられるようになりました。そして、最後にはお母さんに感謝の気持ちを伝えることができました。このシーンを読んで、僕も日頃からお母さんに「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることが大切だと思いました。

実は、僕もこの本を読んでから、母親に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることを試みました。ある日、僕は母親がいつもより早く起きて、お弁当を作ってくれている姿を見て、心から感謝の気持ちが湧いてきました。その日の夕方、僕は思い切って「お母さん、いつもお弁当作ってくれてありがとう」と言いました。お母さんはびっくりした顔をしていましたが、その後すごく嬉しそうに微笑んでくれました。この経験を通じて、感謝の気持ちを伝えることの大切さを実感しました。

「かあちゃんの取扱説明書」は、ユーモアあふれるエピソードがたくさん詰まっていて、読みながら笑いが止まりませんでした。でも、その中には深いメッセージが込められていて、読後には心が温かくなりました。いとうみくさんの素晴らしい文章力と、佐藤真紀子さんのかわいいイラストが、この本をさらに魅力的なものにしています。

この本を読んで、僕は哲哉のようにお母さんのことをもっとよく知りたいと思いました。そして、家族の一員として、もっとお母さんを助けることができるようになりたいです。

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➁『くちぶえ番長』あらすじ

くちぶえを吹くと、涙が止まる――

くちぶえを吹くと涙が止まる。大好きな番長はそう教えてくれたんだ――。懐かしい子ども時代が蘇る、さわやかでほろ苦い友情物語。

小学四年生のツヨシのクラスに、一輪車とくちぶえの上手な女の子、マコトがやってきた。転校早々「わたし、この学校の番長になる! 」と宣言したマコトに、みんなはびっくり。でも、小さい頃にお父さんを亡くしたマコトは、誰よりも強く、優しく、友だち思いで、頼りになるやつだったんだ――。サイコーの相棒になったマコトとツヨシが駆けぬけた一年間の、決して忘れられない友情物語。

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『くちぶえ番長』読書感想文【例文】800字

ぼくは、この本を読んでとても感動しました。重松清さんが書いた「くちぶえ番長」は、主人公のタカシがいろいろな困難に立ち向かいながら成長していく姿が、とても印象に残りました。特に、タカシが「くちぶえ番長」としてクラスメートたちと一緒に問題を解決していくシーンが大好きです。

最初、タカシはあまり目立たない存在でした。でも、「くちぶえ番長」として行動し始めると、みんなの信頼を得て、クラスのリーダーになっていきます。その過程で、タカシがどんどん自信を持つようになり、友だちとの絆が深まっていく様子が、とてもリアルに描かれています。

また、この本ではいじめの問題も取り上げられています。タカシのクラスでは、ある日、いじめが発生します。タカシはその状況に直面し、最初はどうすればいいかわからず悩みます。しかし、彼は勇気を出して立ち向かい、みんなで協力していじめを止めることに成功します。このシーンを読んで、ぼくももし同じようなことがあったら、タカシのように勇気を持って行動しようと思いました。

この本を通じて、友だちとの絆の大切さや、困難に立ち向かう勇気の重要さを学びました。タカシがくちぶえを吹くたびに、彼の決意と強さが伝わってきました。ぼくもタカシのように、自分に自信を持って、何事にも挑戦していきたいと思います。

ぼくも最近、何かに挑戦しようと決心したことがありました。学校の運動会で、リレーのアンカーをやることになった時です。ぼくは足が速いわけではなかったので、最初はすごく不安でした。でも、タカシのように自分を信じて、一生懸命練習しました。当日は緊張しましたが、タカシの勇気を思い出して、全力で走りました。結果は2位でしたが、クラスのみんなが応援してくれて、とても嬉しかったです。この経験から、何事にも挑戦することの大切さを学びました。

また、タカシのお母さんとの関係も感動的でした。タカシはお母さんに対して素直に自分の気持ちを伝えられないことがありますが、お母さんはいつも優しく見守ってくれます。最終的に、タカシはお母さんに自分の気持ちを伝え、二人の絆が深まるシーンは、とても心温まるものでした。家族の大切さを改めて感じることができました。

この本を読んで、ぼくももっと友だちや家族と仲良くし、困ったことがあったら相談することの大切さを学びました。そして、何事にも挑戦する勇気を持ち続けたいと思います。「くちぶえ番長」は、ぼくにとって大切なことを教えてくれた素晴らしい本です。これからも、タカシのように頑張っていきたいです。

重松清さんの「くちぶえ番長」は、タカシが成長する過程を描いた感動的な物語です。友だちとの絆や家族の大切さ、そして困難に立ち向かう勇気を教えてくれました。ぼくもタカシのように、自分に自信を持って何事にも挑戦していきたいです。この本を、友だちにもぜひすすめたいと思います。

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③『ネバーギブアップ!』あらすじ

うでずもう大会に向けて猛特訓が始まる!

弱虫で泣き虫のジュンは、何事にも自信のない少年でした。ある日、クラスで「うでずもう大会」をすることになりました。ジュンはうでずもうが大の苦手、一度も勝ったことがありません。そんなジュンを見て、担任の先生が「毎朝特訓をしよう」と提案します。お姉ちゃんは、最初は続くわけないと馬鹿にしましたが、一緒に付き合ってくれることになりました。いよいよ、三人の特訓が始まります。
さて、ジュンは、最後まで特訓を続けることができるのでしょうか。そして、本当に強くなれるのでしょうか?

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『ネバーギブアップ!』読書感想文【例文】800字

くすのき しげのりさんの「ネバーギブアップ!」を読んで、ぼくはとても勇気づけられました。この本は、あきらめないことの大切さを教えてくれました。

物語の主人公はジュンという男の子です。ジュンは腕相撲が苦手で、クラスの腕相撲大会が不安でした。でも、担任の先生が毎朝特訓を提案してくれて、ジュンはあきらめずに頑張りました。

ジュンが何度も失敗しながらも頑張り続けたことに、ぼくも「努力すればできるんだ!」と勇気をもらいました。ジュンが特訓を続け、ついにクラスメートとの腕相撲で初めて勝つシーンは、とても感動的でした。このエピソードを読んで、ぼくも何かを成し遂げるためにはあきらめないことが大切だと感じました。

ぼくも、あきらめない心を学んだ経験があります。去年、ぼくはサッカーチームに入りましたが、最初はうまくプレーできず、何度もやめたいと思いました。でも、コーチやチームメイトが「一緒に頑張ろう!」と励ましてくれて、ぼくも自信を持つことができました。毎日の練習を続ける中で、ついに試合で初めてゴールを決めた時の嬉しさは忘れられません。

また、この本を読んで友達や家族の支えの大切さも学びました。ジュンの親友のタケルくんが、ジュンを励まし続けたように、ぼくも友達や家族の支えがあるからこそ頑張り続けることができました。特に、お父さんが一緒に練習してくれたことが、ぼくの大きな支えになりました。

この物語を通じて、ぼくは「あきらめない心」と「仲間の大切さ」を学びました。困難なことがあってもあきらめずに努力し続ければ、必ず成し遂げられることを教えてもらいました。また、友達や家族の支えがあると、もっと強くなれるんだと感じました。

これからも「ネバーギブアップ!」の精神を持ち続けて、挑戦に向かっていきたいです。そして、困っている友達を見つけたら、優しく励ましてあげたいと思います。この本を読んで、本当に良かったです。友達にもぜひおすすめしたいです!​

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④『先生、感想文、書けません』あらすじ

八月一日、夏休みの登校日。みずかは先生に「だって、書けないんだもん」と言いました。おもしろい本を読んで、ああおもしろかったなあって、胸がいっぱいになる。どこがどうおもしろかったとか、何がよかったとか書こうと言葉を探そうとすると、しゅるしゅるしゅるって、おもしろかった気持ちがきえてしまう。だから「感想文、むり!」……書かないわけにはいかない読書感想文、みずかが考えた作戦とは?

物語を読むということは、登場人物に共感したり、自分がその立場だったらどうだろうかと想像力を働かせたりすることです。そのうえで感じた気持ちにぴったりの言葉を探して表現することが、読書感想文を書くことなのですが、「わたしにはむり!」と言う主人公・みずかに共感する読者は多いことでしょう。みずかたちの挑戦をとおして、読者はいつのまにか、物語の中に入りこみ、一緒に想像力を働かせてさまざまな気持ちを感じることでしょう。もう、感想文、書けますね!

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『先生、感想文、書けません!』読書感想文【例文】800字

山本悦子さんの『先生、感想文、書けません!』を読んで、ぼくはとても共感しました。この本の主人公、みずかちゃんが感想文を書くのに苦労する姿が、自分のことのように感じられたからです。

みずかちゃんは、おもしろい本を読んでその感想を書くのがとても苦手です。本を読んで「おもしろかった」と思うだけで、どこがどうおもしろかったかをうまく言葉にできません。ぼくも同じで、感想文を書くときにはいつも困ってしまいます。本を読んで楽しかった気持ちをどうやって言葉にすればいいのかがわからないのです。

この本の中で、みずかちゃんは先生や友だちの助けを借りて、感想文を書く方法を見つけていきます。まず、先生が「感想文は感じたことをそのまま書けばいいんだよ」と教えてくれた場面が印象的でした。感想文は正解があるわけではなく、自分が感じたことを正直に書けばいいんだと知って、ぼくは少し安心しました。

みずかちゃんが感想文を書くために、いろいろな工夫をする姿もとてもおもしろかったです。たとえば、友だちと一緒に読んだ本の内容について話し合ったり、絵を描いたりしながら、自分の感じたことを整理していく場面があります。ぼくもこれからは、感想文を書く前に友だちと話し合ってみようと思いました。

また、この本では、感想文を書くことがただの宿題ではなく、自分の思いを伝える大切な方法であることを教えてくれます。みずかちゃんが最後に感想文を書き終えたとき、彼女が感じた達成感や喜びが伝わってきて、ぼくも感動しました。

この本を読んで、感想文を書くことが少し楽しくなりました。自分の感じたことを言葉にするのは難しいけれど、みずかちゃんのように工夫して書いてみれば、きっとぼくにもできるはずです。次の感想文を書くときは、みずかちゃんのことを思い出して、がんばってみたいと思います。

山本悦子さんの『先生、感想文、書けません!』は、感想文が苦手な子どもたちにとって、とても役立つ本です。みずかちゃんのように、自分の感じたことを大切にして、正直に書くことの大切さを教えてくれるこの本を、ぜひみんなにも読んでほしいと思います。感想文を書くのがちょっとだけ楽しくなるかもしれませんよ。

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⑤『サイコーの通知表』あらすじ

1年生のときからずーっと通知表に「できる」とだけ書かれてフツーなことにコンプレックスを感じている朝陽(あさひ)も、「よくできる」がいっぱいの優等生の叶希(とき)も、体育以外は「もうすこし」ばっかりの大河(たいが)も、みーんな心の中では思っている。
「通知表なんて、ただの紙切れじゃん。あんなので、ぼくらの何がわかるの?」
「通知表があるから、よけいにやる気がなくなるんだ」
「あたしだって、通知表なんて、いらない!」
たしかに、そうだ。思えば通知表って何であるんだろ? あれを見たって、どこをどう直せば成績が上がるのかなんてわからないじゃないか!
そういえば朝陽のお父さんが言っていた。会社では、部下が上司の成績をつけることがあるんだって。
「ねえ、先生の通知表をつけようよ」
朝陽の一言から、クラス一丸となって担任のハシケン先生の通知表作りが始まった。でも、人に成績をつけるって、こんなに難しいことだったのか!?

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⑤『サイコーの通知表』読書感想文【例文】

 これは1000字を超えています。

工藤純子さんの『サイコーの通知表』を読んで、ぼくは学校生活についてたくさん考えさせられました。この本は、主人公の朝陽くんが通知表の評価に悩みながらも、自分や友達、そして先生との関係を見つめ直す物語です。

朝陽くんは、1年生のときからずっと通知表に「できる」としか書かれないことにコンプレックスを持っています。彼は、自分が普通すぎることに不満を感じていて、「通知表なんてただの紙切れじゃん」と思っています。その気持ちには、ぼくもとても共感しました。通知表がどれだけ自分のことを正しく評価しているのか、疑問に思うことがあるからです。

この本で一番印象に残ったのは、朝陽くんがクラスのみんなと一緒に先生の通知表をつけることになったところです。朝陽くんの「先生の通知表をつけようよ」という提案から、クラス全員が協力して先生の評価を始めます。でも、実際にやってみると、人を評価することがどれだけ難しいかがわかりました。この経験を通じて、朝陽くんたちはお互いの気持ちや努力を理解し合うようになります。

この本は、ただ通知表を批判するだけでなく、その背後にある人間関係やコミュニケーションの大切さを教えてくれます。例えば、体育が苦手な大河くんや優等生の叶希くんのエピソードからも、それぞれの個性や悩みが伝わってきます。ぼくも、自分とは違うタイプの友達のことをもっと理解しようと思いました。

さらに、この本では、通知表が成績をつけるだけのものではなく、自分の成長や目標を考えるきっかけになることも示されています。朝陽くんのお父さんが会社で部下の成績をつける話も印象的でした。それを聞いた朝陽くんたちが、「自分たちも先生の評価をつけよう」と思いついたのは、とてもユニークで面白いアイデアだと思いました。

最後に、この本を読んで一番心に残ったメッセージは、「評価はただの数字や言葉だけではなく、その裏にある努力や思いやりを理解することが大切だ」ということです。ぼくも、これからは通知表に一喜一憂するのではなく、自分の成長や友達との関係を大切にしていきたいと思います。

工藤純子さんの『サイコーの通知表』は、学校生活での悩みや葛藤を描きながらも、読者に大切なメッセージを伝えてくれる素晴らしい本です。ぼくも、この本を通じて、もっと自分や友達を理解し、大切にしていこうと思いました。これからも、いろいろな本を読んで、自分を成長させていきたいです。

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このポイントを参考にして、楽しんで読書感想文を書いてみてくださいね!

読書感想文が楽しくなる!もうひとつの方法とは?!

 多くの人にとって、ここに載っている本はどこかで聞いたことがある、なじみの深い作品だと思います。

 そんな作品の、別の味わい方をご存じですか?

 それは、物語を「耳で聴く」というものです。

 まだ字が読めない幼い子どもたちにとって、耳からたくさんの豊かなことばを聴くことが、その子の将来によい影響をあたえることは、多くの学者が指摘しています。

 ゲームやアニメにかこまれた子どもたちに、いいお話を聞かせることは、豊かな心を育てることでもあるのです。

 私が初めて物語を「耳で聴く」というものを体験したのは、今から約20数年前の大学時代のこと。石川県金沢市にある「室生犀星記念館」で、ヘッドホンを使って、室生犀星の作品をナレーションで静かに聴いた時でした。

 普通、読書というのは「文字を目で読む」ことによって、目から入った文字情報をアタマの中で映像に変換してその内容を理解していくものです。

 しかし、ここで体験した文学を「耳で聴く」ことは、目を閉じてあたかも音楽を聴くような感覚で文学を楽しむことができる、本当に新鮮で衝撃的な体験でした。

 今で言うと「癒し」という感覚に近いと思います。目を閉じてリラックスした状態で良質な文学などの作品を味わうことができるため、作品の世界の中に驚くほど引き込まれます。

 しかし、残念なことに、当時はそのような「文学を耳で楽しむ」方法や媒体は、かなり高価な金額を出さないと体験できないものでした…。

 そして、現在。今ではオンラインで安価にそれを体験できる時代になっていることを私は知りました(驚)。

 オーディブルは、本を聴くための素晴らしいツールです。オーディブルには、さまざまなジャンルの本がそろっています。自分の興味に合った本を見つけることができます。


 そして、いつでもどこでも本を楽しむことができます。耳で聴くことで、目を休めながら物語に没入できます。

 さらに、聴き逃した部分やもう一度聴きたい部分を簡単に再生することができるので、物語の理解を深めるのに役立ちます。


 今なら30日間無料で聴くことができます。ぜひ、オーディブルを活用して、楽しくて充実した読書体験をしてみてください!




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-小学生, 読書感想文