子育てと仕事を両立できたら良いなぁ…と思ったことがありませんか?
私は結婚・出産のときにはすでに仕事を辞めていわゆる専業主婦でしたが、子どもが小学生になり次第に手がかからなくなってきました。
子どもの成長は頼もしく嬉しい一方で、カラダの成長に伴って食費や習い事などの費用がだんだん大きくなり、じわじわと家計を圧迫してきます。
ついに、私も「家計の足し」にと思い、いよいよ仕事探しをしなきゃならないなぁと思い立ったのです。
しかし、再就職は思いのほか難航…。企業に履歴書を送ってみても不採用ばかりで、みるみる自信が失われていきます…。
やはり、私のように出産・子育てでブランクのある40代主婦がが仕事に就くのは難しいのでしょうか…。
このブログでは、厳しい再就職活動で心が折れそうになっていた専業主婦(ぷにママ)が、アプローチを変えてみた結果、再就職できた体験談をご紹介します!
私の職業歴…「キャリア」が無い子育てママ…
私が短大を卒業し社会人になろうとしていたころ、日本は超がつくほどの就職難でした。
2000年ごろ、いわゆる「就職氷河期」といわれる時代で、今思い出すだけでも苦しくなる、厳しい就職活動の時代でした。
当時の状況を説明することは難しいと思いますが、ざっくり言えば日本全体が不景気で多くの企業で採用する体力が無かったのです。
ですから、自分たちの親世代なら新卒で「何百人」と採用していたような地方の大手企業でも、このころは新卒採用「ゼロ」や「若干名」というような状況が当たり前でした。
当時、就職活動をしていた私たちは、自分が希望する業界・職種を選ぶどころか、
というような状況でした。
短大で栄養士の資格は取得し、そういう方面をイメージしていのですが、企業に採用予定がなければ資格を持っていても全く意味が無く、就職活動は難航。
高校の時に取得した簿記と情報処理の資格をアピールし、福岡市内に本社がある中堅企業の事務職に就くことができました。
その後、アトピー治療のため5年で退職。アトピー治療を経て克服後は、婚活をしながら派遣社員として5社勤務しました。
その後、結婚を機に専業主婦になり、職歴としては10年以上のブランクがあるのです。
仕事探しと言えば「ハローワーク」!?とりあえず数年振りに行ってみた…
職歴にブランクがあり、何から始めたらよいのか迷った私は、とりあえずハローワークに行ってみました。
ハローワークは、以前正社員を辞めた時に雇用保険の手続きで行きましたし、公共職業訓練でもお世話になりました。
ちなみにハローワークとは、正式には「公共職業安定所」という行政機関で、全国に500か所以上の窓口があります。
国(厚生労働省)が運営していて無料で仕事を紹介してくれます。仕事の紹介以外にも、雇用保険の手続きやスキルアップのための公共職業訓練を受けるための相談など、さまざまなサービスが無償で提供されています。
ネットで調べてみると、福岡市内の中心、天神に「マザーズハローワーク天神」があることがわかりました。
子育てママの見方「マザーズハローワーク天神」
マザーズハローワーク・マザーズコーナーは、子育て中のお母さんのためのハローワークで子ども連れOKの就職支援窓口として、全国に180拠点以上あるそうです。
そのなかでマザーズハローワーク天神は、赤ちゃんのための授乳室や職業相談中に保育士さんが子どもを見ていてくれたりするキッズコーナーがあります。
私も、子どもたち(ちょっと大きめですが…)を連れて行ってみました。
大丸デパート福岡天神店のビルの12階という快適なスペースに立地していて、以前、雇用保険の手続きのために行っていた赤坂にあるハローワーク福岡中央よりも、窓口や求人を探すパソコン端末にもスペースにゆとりがあります。
早速、貼ってある求人票やパソコン端末でお仕事検索をしましたが、
という印象を持ちました。
何をもって「質」というかは人それぞれだと思いますが、ハローワークの求人は誰もが知っている大手企業は少ない感じがします。逆に言えば、地方の中小企業の情報は多いのかもしれませんし、考え方によっては近くて通いやすい企業が見つかる可能性もあるかもしれません。
その後、正社員の事務職に絞り5社応募しましたが、事務職は採用1人に10人~30人応募者が殺到するほど人気があるとのことで、残念ながらすべて不採用でした。競争相手も多いし、そんなに甘くはありませんね…。
結果は、不採用でしたが「ハローワーク」に行って良かったと思ったことは、久しぶりの再就職の初めに、さまざまな求人や会社があることを知ることができること、困ったらそのまま窓口で就職相談ができて「履歴書」や「職務経歴書」の書き方を詳しく教えてもらったことです。
それに、10年ブランクがある私に、窓口に座っている女性の職員さんが親身になって相談に乗ってくれて「ブランクが長くても大丈夫ですよ。一緒に頑張りましょう」と励ましてくれたことは心強かったです。
こういう風に不安な気持ちに寄り添った声掛けをしてもらえるのは、不採用になって落ち込んだ私にはありがたかったです。
いずれにしても、ハローワークは誰でも無料で利用できて敷居も低いので、どんな求人があるのかだけでも見てみるのもオススメです。その後の再就職活動の進め方をイメージしやすくなると思います。
ブラック企業に当たらないための裏ワザ!?
ハローワークの求人はブラック企業が多い、なんて耳にしませんか?真偽のほどはわかりませんが、確かに国の機関であるハローワークは企業から利用料を取らないので、良し悪しいろんな企業が混じっている可能性は否定できませんね…。
そんな時、私は「転職会議」というサイトを見つけました。企業名を入れるとその会社で働いている人の口コミを見ることができます。パートやアルバイトの口コミもあったのでチェックしてみてくださいね。私はとても役に立ちました。
【転職会議】企業の口コミ・評判をチェックハローワーク以外にも相談できるところはないか?
次に「ハローワーク以外にも相談できるところはないか?」と考えました。
夫の仕事は教育関係なんですが「民間の職業紹介事業者を利用してみたら?」と教えてくれました。
民間の職業紹介事業者とは、聞き慣れない言葉ですが「民営職業紹介所」とも言われ、「リクルート」「マイナビ」「ビズリーチ」「doda」などテレビCMでもおなじみの就職・転職サービスの会社のことを言うそうなんです。ご存じでしたか?
誰もが知っている有名企業やサービスですが、私は知りませんでした。
それらは一般的には、転職サイトとか転職エージェントと言われ、人材が採用されたときに求人者である企業から成功報酬(紹介手数料)を得るため、求職者は無料で利用することができるということなのです。
企業と求職者を就職させるような人材紹介サービスは、職業紹介事業と呼ばれ「職業安定法」という法律により、厚生労働省の機関である公共職業安定所(ハローワーク)や厚生労働大臣の許可を受けた民間の職業紹介事業者しかできない仕組みになっているのだそうです。
これらは、求職者は無料で利用できることが原則であり、民間の職業紹介事業者は企業(求人者)から紹介手数料などの成功報酬を得て事業活動を行っている仕組みなのだとのこと。
「リクルート」「マイナビ」「ビズリーチ」「doda」とかの大手の就職・転職サービスは、テレビCMをバンバン出していてお金もかかっているし、自分の再就職活動とは関係ないと思っていたのですが、実は、ハローワークと同じで登録・相談は無料なのだということを初めて知りました。
だとすると、こういう有名転職サイトを有効活用するという方法もある訳です!
確かに、転職活動をして思ったことは、①求人情報、②就職のためのノウハウ、③根気が必要…という点です。
私も、あれもこれも1人で調べてやるのはとても大変でした。
ちなみに「転職サイト」とは、求人情報を提供してくれる「転職エージェント」とは、転職するに当たって専門家に相談しながら進められるサービスという違いがあるそうです。
マザーズハローワークのサービスで例えると、求人情報を見ることができるパソコン端末で自分で仕事を探すのが「転職サイト」、パソコン端末で探した求人票を詳しく知るためや職業相談を受けるために窓口での支援をしてもらうのが「転職エージェント」といった感じでしょうか。
利用料無料ならばリスクはゼロ!「善は急げ」さっそくいくつかの転職エージェントに登録してみました。
転職エージェントに登録!40代子育てママにも企業ニーズがある!?
ネットで調べた転職エージェントのサイトによると、転職エージェントに登録すると、以下のようなたくさんのメリットがあるそうです。
転職エージェントを利用するメリット
- 転職サイトにない、40代向けの非公開求人を紹介してもらえる
- 履歴書や職務経歴書の添削をしてもらえる
- 面接対策のサポートをしてもらえる
- 求人企業について、気兼ねなく質問できる
- 選考で不採用となった理由を教えてくれるので、次への対策が打てる
- アピールするべき自身の強みを教えてくれる
- 応募企業との連絡や日程など、エージェント担当者が間に入って調整してくれる
これらを全て無料で受けることができるのです。
ハローワークでも行われているサービスもありますが、藁にもすがりたい40代子育てママにとって、助けてもらえるなら民間の転職エージェントの支援も体験してみたいし登録を進めていきます。
登録すると職業紹介のメールが届くのですが(自分で検索もできます)、どの求人企業も聞いたことのある大手の会社ばかりなのです!
また、私は複数の転職エージェントに登録しましたが、どの転職エージェントの担当者も感じが良かったです。
そして担当者から言われたことは「40代だと子育てもひと段落して、専業主婦から社会復帰を考える人も多い。企業側もそういった状況を考慮しているので、採用されやすい状況にある」ということでした。
なるほど「40代子育てママだから不利」とばかり思っていましたが、企業側には企業側からの視点というものがあるということもわかりました。こういう情報は転職エージェントに登録したからこそ知ることができた新たな気づきです。
しかし、正社員として転職するためには「この人はわが社が求めるスキルを持っている」という印象を、企業側にアピールする必要があるということでした。
と思いました。
しかし、転職エージェントの担当者は「子育てや家事に頑張ってきた日常から企業にアピールできる、主婦ならではのスキルというものがあるはずです」と言われたのです。
企業が求めているのは、
- 突発的なことが発生しても、動じない対応力
- 臨機応変に考えられる柔軟性
ということです。
主婦であれば、子育てや家事において、
と思いながら毎日なんとかやりくりしていませんか?
- 下の子を抱っこしながら、朝ごはんの支度をし、子どもが学校に行く準備を手伝う、同時に洗濯や掃除などを同時にこなす
このようなことを日常茶飯事にこなしていることを、
とアピールすることができます。
また、保護者としても、PTA活動などで様々なコミュニケーションを経験していませんか?
主婦の経験で得た「柔軟な対応力」は、企業が求めているスキルであり、40代女性のアピールポイントになります。
このように40代でも転職できるノウハウを転職エージェントで教えてもらったことは
と弱りがちになりそうな私に、本当に自信を与えてくれました。
相談すれば、あなたの経験にふさわしい助言と転職活動の支えとなる気づきを与えてくれるのではないかと思いますよ。
それでは、具体的に私が登録した転職エージェントを紹介します。
転職エージェント|私が登録して良かった会社を紹介!
「doda」(デューダ)
doda(デューダ)はパーソルキャリアが運営する大手転職サイトで、ひとつのサイトで、転職サイトとエージェントサービスの両方を利用できるのが特徴です。
例えばリクルートの転職サービスは、リクルートエージェント(転職エージェント)、リクナビNEXT(転職サイト)と別名でサービス提供されていて、Webサイトも別々です。
しかし、dodaの場合はひとつのサイトに統合されていて、同じアカウントで両方のサービスにアクセスすることができます。
- 自分で求人をチェックして応募する
- エージェントから紹介してもらって、求人に応募する
そして、オススメしたいポイントが、dodaは独自案件が多いということです。3~4万件ある非公開求人のほとんどは、dodaの独自案件となっているそうです。
40代の場合は、20代、30代の方と競争になると負けてしまう可能性があります。しかしdoda独自案件なら、応募数が限られたなかでの選考となるので、必然的に競争率も下がります。
なので、40代の私でもスカウトメールが結構届きました。
doda(デューダ)
- 転職サイト、転職エージェント、スカウトサービスの3つのサービスがある
- doda独自案件がある
- 担当のエージェントさんがとても親身になってアドバイスしてくれた
- マイページの機能が充実していて使いやすい
担当者にもよるのでしょうが、リクルートエージェントに比べると駆け足感は薄めで、ゆっくり決めましょうねという感じの印象でした。履歴書の書き方等、日程を決めて何度か相談しました。
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「リクナビNEXT」
リクナビNEXTは、リクルートが運営する、転職サイトです。
リクルートエージェントとリクナビNEXTの大きな違いは、キャリアアドバイザーが担当者につくかどうかです。
リクナビNEXTは、転職サイトなので、求人検索が主ですが、30~40代の利用者も多いので、40代に適した求人も見つかりやすく、地方の求人も充実しています。
働き方検索が探しやすい
- 株式会社リクルートが運営する転職サイト
- 「履歴書」と「職務経歴書」を無料で作成できるツールが便利
- 「グッドポイント診断」を活用すれば、自分自身の強み・弱みを発見できる
リクナビNEXTには「履歴書」と「職務経歴書」を無料で作成できるツールがあります。
ワードとエクセルへ出力できるので、本当に便利でした。
DMで非公開求人のスカウトを受け取り、リクナビNEXTのサイト上で「新着求人」と「人気求人ランキング」を見るのが良いです。数が多いだけあって、意外と良い求人を発見できました。
また「グッドポイント診断」を活用すれば、自分自身の強み・弱みを発見できるため、初めて転職活動する人にもオススメです。
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転職エージェント、転職サイトを利用して、10年ブランクがある私でも3社も求人を紹介してもらうことができました。
今では正社員で働くことができました。
転職エージェントを利用したからといって必ず転職しなければならない、ということはありません。
転職エージェントは無料で利用できるので、仕事を探している人はぜひ利用してみてください。
まとめ:転職エージェントは登録しないともったいない!
今回の再就職活動を進めながら気付いたのは「就職はライフステージの一部である」ということです。
単に私が仕事に就くという事実だけでなく、その時の家族や家計(夫の収入、子育て、介護など)の状況を踏まえた総合的な判断になるのだということに気付いたのです。
私は、自力で探すよりも、専門家の意見を聞きたかったので、ハローワークと合わせて上記のうちの転職エージェントでのマンツーマンでの相談をお願いしました。
みなさんも、自分の就活のやり方を模索しつつ、自分のやりやすい就活の方法を見つけてくださいネ。