黒柳徹子さんの自伝的小説「窓ぎわのトットちゃん」には、トットちゃんと泰明ちゃんの感動的な友情が描かれています。
この記事では、物語の重要なシーンを通じて、その魅力を紹介します。
読後の感想や教訓も交えて解説しています。
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泰明ちゃんの小児麻痺について
泰明ちゃんは、小児麻痺(ポリオ)を患っており、その影響で歩行が困難な状態でした。
彼の登場シーンでは、足を引きずって歩く様子が描かれています。
トットちゃんが彼に「どうしてそんなふうに歩くの?」と純粋な疑問を投げかけたことをきっかけに、二人は友達になります。
泰明ちゃんは「僕、小児麻痺なんだ」と答え、トットちゃんにとって初めて小児麻痺という言葉を知る瞬間となりました 。
泰明ちゃんは、トモエ学園で他の子供たちと同じように学び、遊んでいました。学校では特別扱いされることなく、普通の子供たちと同じように接されていました。
例えば、運動会ではトットちゃんとペアを組んで二人三脚に挑戦し、最下位に終わるものの、最後まで走り切ることができました。
その後、泰明ちゃんはトットちゃんにテレビの存在を教えたり、読書の楽しさを伝えたりしました 。
泰明ちゃんと「アンクル・トムズ・キャビン」
冬休みのある日、泰明ちゃんは「アンクルトムズ・キャビン」という本を読んでいました。
この本は、どんな差別を受けても諦めない黒人奴隷のトムの話です。
泰明ちゃんは、この本の内容をトットちゃんに教え「どんな困難に直面しても、希望を持ち続けることが大切だ」と伝えます。
トットちゃんはこの本を借り、きちんと読むこと、そして休みが明けたら返すことを約束します 。
泰明ちゃんは、トットちゃんにとってただのお世話をされる存在ではなく、互いに得意なことを教え合う対等な関係でした。
泰明ちゃんは「アンクルトムズ・キャビン」という本を通じて、どんな困難にも諦めずに立ち向かうことの重要性を教えてくれました 。
トットちゃんと泰明ちゃんの木登りのエピソード
「窓ぎわのトットちゃん」の中で、トットちゃんと泰明ちゃんの友情を象徴するエピソードの一つに、木登りの場面があります。
小児麻痺を患っていた泰明ちゃんは、普通の子供のように外で遊ぶことが難しかったのですが、トットちゃんとの友情を通じて、さまざまなことに挑戦するようになります 。
ある休みの日、トットちゃんは泰明ちゃんを木登りに挑戦させました。初めはハシゴを使ってみましたが、途中で倒れてしまいました。それでも諦めないトットちゃんは脚立を探し出し、二人で何とか木の上まで登ることができました。初めて木の上からの景色を見た泰明ちゃんは、とても感動しました 。
このエピソードは、泰明ちゃんが身体的な困難を乗り越え、新しい経験を通じて成長していく姿を描いています。
また、トットちゃんの積極的なサポートが、泰明ちゃんにとって大きな励ましとなっていたことを示しています 。
このように、トットちゃんと泰明ちゃんの関係は、お互いに支え合い、学び合う素晴らしいものでした。
トットちゃんが泰明ちゃんの葬式に行くエピソード
物語の中で特に感動的なシーンは、泰明ちゃんの葬儀の場面です。
戦争によって町が色を失う中、教会のステンドグラスや飾られた花々が鮮やかに描かれています。
泰明ちゃんは、1943年の冬休みに「アンクルトムズ・キャビン」を読んでいました。
その後、病状が悪化し、彼は亡くなりました。小林先生は児童たちに泰明ちゃんの死を伝え、トットちゃんは彼の葬式で本を返せなかったことを謝り、彼を忘れないと誓いました。
原作では、葬儀の帰りにトットちゃんが泰明ちゃんの声が聞こえたような気がするシーンが描かれています。「トットちゃん!いろんなこと、楽しかったね。君のこと、忘れないよ」という幻聴は、彼女にとって大きな慰めとなりました 。
映画では、泰明ちゃんの死がトットちゃんに大きな衝撃を与え、彼との思い出が頭の中に蘇るシーンが描かれています。戦争の現実と泰明ちゃんの死が重なり、トットちゃんの心に深い影響を与えました 。
映画『窓ぎわのトットちゃん』はU-NEXTにて、独占レンタル配信が開始されています。
泰明ちゃんは実在するの?中川翔子さんとの関係は?
泰明ちゃんは中川翔子さんの祖母の従兄弟にあたるようです。
中川翔子さんのお母様である中川桂子さんが「母の従兄弟」とX(旧:ツイッター)に投稿されていました。
母の従兄弟山本泰明ちゃんは小児麻痺の為に若くして亡くなりましたが
— 中川桂子 (@keikonakagawa99) June 6, 2020
徹子さんが窓際のトットちゃんに泰明ちゃんの生きた証を書いてくださいました。
徹子さんのおかげで泰明ちゃんは思い出の中で今も生きています。
子供だった大人達に読んでほしい本です。 pic.twitter.com/aFS110IhEw
泰明ちゃんの死因は何ですか?
泰明ちゃんの死因は小児麻痺とされていますが、詳細な死因は明らかにされていません。
泰明ちゃんが最後に言ったセリフは?
「君のこと、忘れないよ。」
映画「窓ぎわのトットちゃん」で泰明(やすあき)ちゃんの声を担当したのは?
松野晃士(まつの あきと)君です。彼は2014年生まれで、2024年現在10歳です。松野晃士君は他にも「PICU 小児集中治療室」などの作品に出演しています
||◤˗ˏˋトットちゃん写真館📷ˎˊ˗◢||
— 映画『窓ぎわのトットちゃん』公式アカウント (@tottochan_movie) November 17, 2023
トットちゃんを演じる #大野りりあな さん
泰明ちゃんを演じる #松野晃士 さん
トットちゃんと泰明ちゃんの
温かい関係を見事に演じました🤝
トモエ学園での
2人の大冒険をお楽しみに🌳✨
映画『#窓ぎわのトットちゃん』
12月8日(金)公開🎬 pic.twitter.com/LdgjTZbNoC
まとめ
「窓ぎわのトットちゃん」を通じて、ぜひ黒柳徹子さんの世界に触れてみてください。
とくにオーディブルでは、徹子さんの温かい語り口で、映画以上に詳しいエピソードや感動的な話が楽しめます。
amazon audibleでは「絵本をじょうずに読んであげられるお母さんになりたい」という理由でNHK放送劇団を志望した、黒柳徹子さんご自身の朗読を無料で聴くことができます!