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手塚治虫火の鳥のあらすじと内容|人生を変えた最高傑作!漫画を無料で読む方法

月刊マンガ少年 別冊「火の鳥」表紙
引用元 TEZUKA OSAMU OFFICIAL サイト

 突然ですが、手塚治虫さんの「火の鳥」読んだことありますか?

 読んだことない方も、その作者が手塚治虫さんという漫画の神様であることは、ご存じかもしれません。

 漫画の神様が描いた有名な作品ですから「きっとすごい作品なんだろう」と思われるかもしれません。

 実はその通りなんです!

 齢40を超えた私ですが、この「火の鳥」という作品を中学校の図書館で昼休みに初めて読んだ時、あまりの衝撃に「5時間目の授業なんて受けれない!」となりました。

 今で言うと「世界観・人生観が変わるような」、と言えたのでしょうけど、まじめな中学生を襲った衝撃的な出会いを想像してもらえたら幸いです。

 そんな「人生で読むべき作品」として私の頭にしっかりインプットされていた「火の鳥」ですが、全14巻(未完)であることもあって、若い頃は紙媒体しかなくて買うこともできず再読の機会はありませんでした。

 今回、子どもに読ませたくて全巻購入し、再読しましたが、やっぱり何度読んでもあの時の衝撃がよみがえってきました。

 小学6年生の息子も「パパ、この本すごいよ!」と、やはり衝撃を受けていました。

 これから「どういう心構えで生きていかなければならないのか」とか、「なんか先行き行き詰っているなぁ」という方を、大きく包み込んでくれるような作品です。

 あなたもぜひ「火の鳥」も世界に触れてみてください!

手塚治虫が考えた構想

 手塚治虫さんは、短編の作品が多かったのですが、火の鳥ではかなり長編の作品として当初から構想していたようです。

第一部の黎明編のつぎは未来編となります。私は、新しいこころみとして、一本の長い物語をはじめからと終わりから描きはじめるという冒険をしてみたかったのです。そして、そのつぎの話は、またもや古代に移って黎明編のあとの時代の話となります。こうして交互に描いていきながら、最後には未来と過去の結ぶ点、つまり現在を描くことで終わるのです。それが、それまでの話の結論にむすびつき、それが終わると、黎明編から遠い未来までの長い長い一貫したドラマになるわけです。

したがって、そのひとつひとつの話は、てんでんばらばらでまったく関連がないようにみえますが、最後にひとつにつながってみたときに、はじめてすべての話が、じつは長い物語の一部にすぎなかったということがわかるしくみになっています。なぜなら、人間の歴史に、くぎりや断層などあるわけがないからです。そのつなぎの役をするのが、狂言まわしの火の鳥ということになっています。

おのおののエピソードは、どれも生命というものを、さまざまなみかたから描いて問題を定義するようにしました。それだけでなくドラマの描き方も、SFあり、戦争ものあり、推理ものあり、ギャグものありで、バラエティーにとませ、一本調子にならぬようにしています。
(後略)

(虫プロ商事刊 『火の鳥 黎明編』より抜粋)

引用元 TEZUKA OSAMU OFFICIAL サイト

  • 火の鳥1巻 黎明編
  • 火の鳥2巻 未来編
  • 火の鳥3巻 ヤマト・異形編
  • 火の鳥4巻 鳳凰編
  • 火の鳥5巻 復活・羽衣編
  • 火の鳥6巻 望郷編
  • 火の鳥7巻 乱世編(上)
  • 火の鳥8巻 乱世編(下)
  • 火の鳥9巻 宇宙・生命編
  • 火の鳥10巻 太陽編(上)
  • 火の鳥11巻 太陽編(中)
  • 火の鳥12巻 太陽編(下)
  • 火の鳥13巻 ギリシャ・ローマ編
  • 火の鳥14巻 別巻
  • 角川文庫

火の鳥のあらすじ

時空をこえて存在する超生命体・火の鳥を狂言回しに、過去と未来を交互に描きながら、テーマである「生と死」「輪廻転生(りんねてんしょう)」という哲学的な問題を深くえぐる、手塚治虫の代表作にしてライフワークとなった作品です。

そこには手塚治虫の歴史観から、遠い未来への予測的な視点のみならず、宇宙とは何か、といったスケールの大きな問への挑戦をも描かれています。

引用元 TEZUKA OSAMU OFFICIAL サイト

火の鳥の解説

手塚治虫は本作が初めて単行本化された際、プロローグにこう書いています。

「「火の鳥」は、生と死の問題をテーマにしたドラマだ。古代から未来へ、えんえんと続く火の鳥----永遠の生命とのたたかいは、人類にとって宿命のようなものなのだ。」

「火の鳥」の歴史を辿ると、まずは学童社「漫画少年」に掲載された「火の鳥」黎明編(1954年7月〜55年5月)にそのルーツがあります。

火の鳥のイメージは1947年製作のソ連時代のアニメーション映画『せむしの仔馬』に登場する火の鳥がヒントになっています。ロシアの民話の火の鳥の羽根は災いを招くそうですが、手塚治虫の描く火の鳥は永遠の生命の象徴であり、その羽根もたとえば撫でるだけで傷が回復したり、病気が治ったりという超能力を持っています。

登場人物たちはこぞって永遠の生命「火の鳥」を捕まえようとし、飲めば不老不死になれるというその血をもとめます。

~中略~

「死とはいったいなんだろう?そして生命とは?この単純でしかも重大な問題は、人類が有史以来とりくんで、いまだに解決されていないのだ。」

「火の鳥」は永遠に語り終わられぬ物語となってしまったわけですが、それを予見していたかのようなこの言葉もまた、冒頭に挙げた「プロローグ」に書かれています。

引用元 TEZUKA OSAMU OFFICIAL サイト

 解説を読んだだけでも、とても壮大なテーマとコンセプトで作られた作品であるということが分かると思います。

 火の鳥は作者の死去によって、未完に終わっていますが、各巻は短編としても成り立っており、未完であることによって、この作品の魅力が損なわれているものではまったくありません。

手塚治虫が考える生命とは?!読んだ感想

 火の鳥という作品は「生命とは何か」を問い続けた作品です。そして、この問いに対する手塚治虫さんなりの回答が、この数々のエピソードの中で語られています。

 「生きること」それから「死ぬこと」という、生きている人間に誰でも等しく切実に覆いかぶさって来る、この根源的な問題・テーマに対しての手塚治虫さんの回答を目の当たりにして、中学生の私は頭をガーンと殴られたような精神的衝撃を受けたのでした。

 手塚治虫さんは、永遠の命を持つ「火の鳥」を前面に出すことで、私たちの命が有限であり儚く、それでいて…だからこそ、かけがえのない奇跡的な存在であることを際立たせたのです。

 では、その「生命」について、医者でもあった手塚治虫さんが、どのように捉えていたのかは、火の鳥の第2巻「未来編」の中に記載があります。

 火の鳥から永遠の命を授かった男は何十億年か経ったのち、火の鳥にこう言われます。

 「何十億年か前、あなたを包んでいた肉体が朽ち果ててなくなってしまった。あなたはそれでも生きているのですよ」と。

 肉体という【物質】が無くなっても【意識】が残っている。これが手塚治虫さんが考える「生命」の正体であり、わかりやすく言ってしまえば「姿が見えないだけで生きているもの」が存在している、これが核心なのだと思います。

 驚くべきことに、この見解は、現代の最先端量子科学における「生命」に関する考え方とほぼ一致しています(※1)。

 このような「生命」に対する直観や洞察の深さは、手塚治虫さんが医師であったことの影響も大きかったと思いますが、今から何十年も前の、しかも漫画の世界でここまで深いテーマを子供向けにもサラリと提示してみせる手塚治虫さんの筆力には今もって驚かされます。

 私たちが今、読むべき本だと思います

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 今の時代は、このような素晴らしい作品を、電子書籍で安く手に入れることができます。人生で一度は読むべき作品のひとつとして、ぜひ、読んでみてください。

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※1 田坂広志「死は存在しない」光文社新書(2022)。科学者で原子力工学の研究者である田坂氏が現代科学における「生命」をめぐる学説について解説している著書。

-手塚治虫