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レゴ戦車作り方|LEGO互換(OXFORD)陸自10式戦車・16式機動戦闘車を作りました!

 幼いころからレゴが大好きだった私は、レゴも好きだけど、趣味としてミリタリー好きでもあります。

 しかし、レゴ好きのみなさんはご承知のとおり、レゴにはミリタリーものはありません。このフラストレーションを解消してくれる存在を知ったのは、つい数年前でした。

 一部のかたはご存じかもしれませんが、韓国のブロックメーカーオックスフォード(OXFORD)です。このメーカーにはいろいろと賛否もあるようですが、製品やデザインに特化して見れば、数あるレゴ互換品のなかでも、かなり良いほうだと思います。

 オックスフォードのミリタリーシリーズのパーツを活用して、オリジナルの10式戦車と16式機動戦闘車を作りました。


 例によって、詳細なコメントは随時更新していきますので、まずは画像をご覧いただけたらと思います。

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レゴ(LEGO)互換オックスフォード10式戦車作り方

 10式戦車(ver1)です!と言うものの、実は、詳細に資料や画像と照らし合わせながら、作ったものではありません。手元にある部材を基に、苦し紛れにそれっぽく配置しているものもありますので、温かい目でご覧ください。

 元のセットは「オックスフォード(OXFORD) CJ3653」です。元のセットは韓国陸軍「K-2」という戦車がモチーフのようですが(すみませんが、韓国軍については全く知識がありません)、何せレゴ(LEGO)互換のブロックでオリーブドラブ色がまとまった量と質で手に入る手段は他にないため、初めてamazonで見つけた時には「苦節30年!ようやく自衛隊の戦車をレゴ(正確にはレゴ互換です)で作れる日が来た!」と、即買いしました(もちろん妻にも事後報告いたしました)。

 正面から見たところ。車体幅は10ポッチ分、履帯(キャタピラー)部分を除くと6ポッチです。おおよそですが、全幅10ポッチ×全長23ポッチ×全高8ブロックの大きさです。以前、同じ オックスフォード(OXFORD)の「M1エイブラムス」 (全幅12ポッチ×全長29ポッチ×全高10ブロック)を作ったことがあったのですが、M1は実車も操縦席が中央にあるのですが、10式は左側にあるので、そのあたりは、ぜひこだわりをもって再現したいと思っていました。

 しかし、作ってみるとわかるのですが、6ポッチの範囲で左寄せして操縦席を作るのって、思ったより難しいです。ミニフィグは両腕まで含めると計4ポッチの幅を占領するので、操縦席と履帯部分を遮る壁を作るために必要な1ポッチ分が捻出できないのです。

 あと、操縦席がらみで言うと、M1では操縦士の頭上にハッチがあるのですが、10式ではハッチを再現する高さ的な余裕が無く、写真のように頭が出たままになっています。10式では、操縦士の体を曲げた状態(座らせた状態)でも、これが限界でした。この記事を書くにあたって、改めて比べてみると、10式は高さ約4ブロック分、M1は約5ブロックと1ブロック分の差があることが分かりました。1ブロック分の差は大きいですね…「戦闘時に頭が出たままなんて、そりゃ危なすぎるよ…」と自分にツッコミを入れながらも、ver1では、ここまででした。

 側面です。元のセットにあったダークグリーンのプレートは、色のアクセントになるし、そのまま使っています。あ!転輪!実物は5個だということをこの記事を書くにあたって最近知りました。これも言い訳になるのですが、ブロック製作において、転輪とキャタピラーの関係は結構デリケートで、転輪の位置を変えると履帯が緩くなったりきつくなったりと、意外に調整が難しく、製品版をそのままにしておりました(これ、ver2で改良をお約束します)。

 砲塔後部です。横棒がありますが、これも元のセットにもあったので、実物にある砲塔後部の網の部分の表現ということにしています。なお、実物ではこの網の部分に荷物を入れているところって、あまり見たことがないのですが、元のセットにドラム缶や道具箱という魅力的な小物がついていたので、演出的に載せています。

 つるはしやスコップも、戦車兵の必須アイテムとして、そしてレゴ(LEGO)の魅力的な小物なので付けています。ちなみにオックスフォード (OXFORD) ではこれら小物はオリーブドラブ色で、プラモデルのようにライナーから切り離します。これがあまり精度が高くなくて、私は レゴ(LEGO) 純正品のほうが製品の精度も高いし、ダークグレー色が見た目のアクセントにもなり、気に入って使っています。

 砲塔には、スモークディスチャージャー(発煙弾発射機)風のものやレーザー検知器、センサー類っぽいものも再現してみています(取付位置はなんとなくです)。向かって奥の車長用ハッチの後部に、10式の特徴のひとつである全周旋回可能の車長用照準装置、環境センサーも再現してみています。

 砲塔は、全幅8ポッチです(モジュール装甲部分を除く)。戦車長と砲手の二人を8ポッチのうちに横に並べなければなりませんが、これは1人当たり4ポッチ使えますので問題なくできそうです。モジュール装甲部分は、実物を意識して、ブラケット型のブロックを砲塔から出していて、モジュール装甲部分全体がパカッと取れるように製作しています。

 車体後部です。戦車にはワイヤーが必須ですが、部材にワイヤーはないので、チェーンでそれっぽく代用しています。

 砲塔は、もちろん全周に回ります。機銃は、ちょっと盛っていますが、自衛隊の戦車を特徴づける12.7mm「M2重機関銃」を装備しています。これが有るだけで、なんとなく自衛隊の戦車なんだろうな、とわかっていただける、そういうアイテムですね。

 右側からです。レゴ(LEGO)純正のスコップです。ダークグレーのショベルは、アクセントにはちょうどいいのですが、そろそろ数が尽きてきているので、今後は頭を悩ませることになりそうです。

 主砲です。砲の中間部分排煙器は10式を特徴づける機器のひとつです。オックスフォードのブロックの現代戦車では、上記でお話ししたM1をはじめ、主砲は砲の先端から基部まで1本(ひとつの部材)の既製品でしたが、このセットでは、1ブロックまたは2ブロックの円筒ブロックを組み合わせて作る方式になっています。面白いのは、もともとマズルブレーキ風の部材(2パーツでひとつ)をわざわざ分割して、砲塔先端と排煙器の部材として作る指示になっています。間違って、はめてしまうと「はめごろし」になっているので、分割するのにたいへん苦労します。

 車体前面です。これまた10式の特徴的な車体に沿って斜めになっているヘッドライトとウインカーを表現しています。このウインカーも自衛隊車両の特徴的な装備ですが、このオレンジの部材もなかなか手持ちが無くて、今後困るだろうなぁ、と悪い予感がしています。

 車体後部上面です。エンジン部分をのぞき込むことができるギミックです。パワーパックが見えています。このギミックは、M1のセットにあったものですが、私は、せっかくなのでパワーパックを交換できるようにしてみました。

 外れた!!ちょっとパワーパックが薄い点はご容赦ください。これで、いつエンジンが故障しても安心ですね。

 よいしょ、と新しいパワーパックを装備して、再度、出発です。手元にあるだけの部材で頑張って作りましたが、細かく見ると、操縦席のハッチや転輪の数は、改善したほうが良い気がしています。ご覧いただいて、ありがとうございました。10式戦車(ver1)は、これで終わりですが、ver2にご期待ください。

レゴ(LEGO)互換オックスフォード16式機動戦闘車作り方

 今回は、16式機動戦闘車です。元のセットは 「オックスフォード(OXFORD) CJ3658」です。このセットに、8輪の装甲車と対空戦車(履帯タイプ)がついているのですが、この8輪を見た瞬間「16式作れるかもしれない!(ついでに、履帯タイプを何かもう1両作れるかも)」と思い、このセットを買いたいなぁ、と思っていました。

 妻の承認を経て、3週間以上かけて韓国から届いたので、週末の夜から朝にかけてトミカ「16式機動戦闘車」を片手に組み立てたものです。幸い、部材は、ベースとなる8輪装甲車と謎の対空戦車(履帯)の計2両分ありますので、あまり心配せず進めることができました。これは「部材取りには持ってこい!」のセットでした。

 ポイントは、特徴的な正面からの見た目と形状をどの程度、どのように再現できるかでした。上で紹介した10式とのスケールの違いもあります。10式は全幅10ポッチですが、16式の車軸4ポッチしかなく、車輪の幅を入れても全幅6ポッチで作る必要があります。

 16式は右ハンドルで、この4ポッチないし6ポッチで操縦席を右側に寄せるのはなかなかの難しさでした。ここも4ポッチでは車軸と干渉するため、6ポッチの高さまで操縦席を上げる必要がありました。そのため、操縦士の頭が飛び出るだけでなく、砲塔下部に干渉(涙)。グイッと緩やかに腰かけてもらって、砲塔に頭が当たらないようにしています。

 自衛隊のお決まり装備である12.7mm「M2重機関銃」も取り付けています。これがついていれば、見ていただく人にも「あぁ、自衛隊車両なんだろうなぁ」と温かな目で見ていただけるような気がします。ウインカーも本当は、四角形が良いのですが、部材がありません。仕方なく丸形です。

 16式の特徴は、なんといっても8輪のタイヤです。そして、それらは前方の2番目までが1輪ずつ区切られていて、3輪と4輪は区切られていません。そのあたりをどのように再現するかはなかなか頭を悩ませました。特に2輪と3輪の間は、実物はハシゴみたいになっています。ウインカーも表現したかったのですが、構造上上手くいきませんでした(ver2では、この辺を改修したいと思っています)。

 車体を上部から見ます。ようやく砲塔部分の全貌が明らかになったと思います。10式と同じくモジュール装甲の部分は、上で紹介した10式と比べてかなり簡素化しています。ハッチも実物では砲手用もあると思いますが、何せ砲塔の全幅が6ポッチ分しかありませんので、車長用ハッチ4ポッチ分を右寄せするところまでで限界でした。

 もっとも改良の余地があるのは、この砲塔後部です。トミカを見ながら作ったので、たぶんここは網(バスケット)なのでしょうが、車体全長とのバランスからあまり砲塔も後ろに伸ばすことができないため、このくらいの大きさで限界です(ver2では、実物のもう少し詳細な写真や資料を見ながら改修しようと思います)。

後部からです。モデルにしたトミカにもこのような扉がありました。用途は調べていませんが、薬莢排出用でしょうか。扉の左には、例によって小道具類が取り付けてあるようでしたので、レゴのつるはし(スコップはそろそろ底をつきそうです。つるはしだけは、あと数個はストックがあります)を取り付けました。それから、ブレーキランプ、ウインカーもちょっと、旧式に見えますね。16式の洗練された感じが出ていないので、ここもver2で改修したい点です。

 限られた週末の夜中に組み上げるため、「とりあえずできた」というレベルにするまで精一杯でした。改修の余地はまだまだあります。引き続き、がんばります。

 ざざっと仕上げただけですが、息子は、トミカの16式と私の16式とを見比べながら「パパ、似てるよ」と言ってくれたので、ちょっと(かなり)嬉しい気持ちになっています。

 最後は、操縦席の開閉機能です。私は「ミニフィグは出し入れできるようにしておきたい」というこだわりがあるので、われながら苦労します。本当は、上からパカッとフタになればよいのですが、上述のとおり、アタマが干渉してしまうので、仕方なくアタマ部分は出しっぱなしです。でも、16式の高速や一般道の走行時の写真を見ると、こんな風に操縦士の顔が見えていることがほとんどなので、それはそれで良いかな、と思っています。

 いずれにしましても、とりあえずカタチにしただけ感がまだまだあるので、もう少し、画像や資料を見ながら改修していきたいと思います。ご期待ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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