すずめの戸締まり芹澤の名前・年齢・大学・タバコ・車のナンバープレートの謎を解明

　すずめの戸締まりの芹澤は、見た目のチャラさとギャップはありますが、それ以上の誠実さがあるカッコイイ男ですよね。

　そんな芹澤とは、一体どんな人物なのでしょうか？

　今回は「すずめの戸締まり」に登場する魅力的なキャラクター、芹澤について詳しく見ていきたいと思います！

芹澤の名前は？

名前	芹澤朋也（せりざわともや）

　東北に行くことになり、芹澤（せりざわ）は環（たまき）に学生証を見せます。学生証には寝起きで跳ねた髪に、丸眼鏡の眠そうな写真。その横には芹澤朋也（せりざわともや）という名前がありました。

　芹澤の名前の「芹」の字は、古くから縁起が良いとされる植物を指しています。これは、彼のキャラクターが持つポジティブなエネルギーを象徴しているのかもしれませんね。

　そして「澤」の字には、「豊かさ」や「深い」という意味があります。

　名前にこだわる新海監督、もしかしたら、彼の名前自体が豊かな物語を紡ぎ出す深いキャラクターであることを暗示しているのかもしれませんね。

【小説】芹澤朋也のものがたり｜草太との出会い

芹澤の誕生日・年齢は？

誕生日	誕生日：2001年7月6日
年齢	21歳

　生年月日も学生証に記載されていました。

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芹澤の大学は？

大学	立教大学
所属学部	教育学部

　小説では大学名は明かされず、学生証を見せられた環が「・・・教育学部？」といかにも軽薄そうな外観とはすいぶんミスマッチだというような言い方をしています。

　それに「まぁ教師になりたいんで」と簡単に答える芹澤。

　芹澤の正式な大学は、学生証に「立教大学」と明記されていたことでわかります。

　調べたところ、立教大学「文学部」には「教育学科」が設置されていて「教育学部」という名前の学部はありませんでした。これは架空の設定のようですね。

　実は、芹澤朋也のものがたりに、下に弟妹（きょうだい）が3人おり、長男の芹澤に仕送りをする余裕は、実家の両親にはなかったと書いてありました。かなりの苦労人のようです。

　立教大学というのは東京6大学の1つでもありますし、教育学部を出たぷにパパは「教員を目指している人なのできっといい人」と断言していました（笑）。

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芹澤の愛車は？ナンバープレートは？

　芹澤は車について環に「普通だったらまぁ百万は下らないんすけど、カブキで働いている先輩が格安で譲ってくれて。カッコいいっしょ？」と言っています。

　そして小説版には、彼なりに大枚をはたいて購入し大切にしてきた赤いBMWと書いてあります。

　確かにそれらしいエンブレムが映るシーンもありますが。

　芹澤朋也のものがたりには、赤いアルファロメオを30万で購入した。それは十一年落ちのガタが来たマニュアル車だった。と書いてありました。

ナンバープレートはせ６３ｰ０「せりざわ」？！

　そして良く見たら、車のナンバープレートがせ６３-０ になっています。せ６３０「せりざわ」

　こだわりがすごいですね！

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芹澤が吸っていたタバコと、最後に火が付いていなかった意味は？

　東北に行く道中、環が鈴芽を預かることになった経緯を話している時に、芹澤が無表情にタバコを吸うシーンがあります。

　小説版では、それを見た環が「こちらに気遣いをしない代わりに、こちらも気を遣う必要もない。こういう他人に興味なさそうな子が一番いい。そんなふうに考えて、環は初めて好感らしきものを芹澤に抱く。美味しそうに煙草を吐きながら」と言うセリフがあります。

　これに対して、芹澤は車を失った後、煙草に火を付けて「今までさして美味いとも思っていなかったけれど…」と言うセリフがあります。

　芹澤朋也のものがたりには、池袋にあるバーでアルバイトを始めた時に、酒と煙草の味を徐々に覚えたと書いてあります。

　芹澤がおいしくないタバコを吸っていたのは、彼がつらいことや悩みを抱えていたから？就職のこともそうだし、歌舞伎で働く先輩と付き合うようになったことなど。タバコを吸うことで、彼はそのつらさから少し逃れられるように感じていたのかもしれません。

　今だって闇が深い2人と、謎猫2匹を抱え、東北まで8時間も運転するなんて想像を絶するほどの過酷な旅ですよね。それを環に悟られないように煙草でごまかす。しかし、映画の最後、芹澤のタバコには火はついていませんでした。この旅で、彼の中のモヤモヤしたものが晴れたのでしょうね。

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芹澤が車（ドライブ）の中で流していた曲（音楽）は？

　芹澤がドライブ中にかけた曲は「ルージュの伝言」や「夢の中へ」など。環と鈴芽がケンカをした後は「けんかをやめて」を流したため、「うるさいっちゃ」と環に怒られていましたね。

　それでは、芹澤がドライブ中にかけた曲を詳しく見てみましょう。

　芹澤は「ゲストに合わせて選んでいるんだけどなあ」と言っていましたが「ルージュの伝言」も「夢の中へ」も1970年代の曲で、40歳前後の環にとっては年代が上すぎるのでわりと失礼ですよね（笑）

　しかし、けんかをやめてを竹内まりやではなく河合奈保子バージョンで流すなんて、お母さんの趣味だったのでしょうか。

　芹澤はドライブでゲストに合わせた選曲をしているし（ズレてはいるものの）気遣いができる男ですね。見た目のチャラさとギャップのある、それ以上の誠実さがあるし、本当に教師に向いていると思います。

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　読めば読むほど、深さが感じられる「すずめの戸締まり」。

　さらに新海誠監督が「映画を見て小説も読んだら読んでない状態と比べて2倍も3倍も楽しんでもらえる」とコメントしています。

　この「小説　すずめの戸締まり」はオリコン週間文庫ランキング初登場1位を獲得し、大きな話題となりました。

　私も読んでみましたが、小説では映画で聞き取れなかったセリフや、ダイジンの役割やすずめの感情をより深く知ることができました。子どもでも理解できるように、読みやすい文章で書かれています。

　文字が苦手という方には、漫画版（コミカライズ）もあります（全3巻ありますが、これなら1日で読み切ってしまいました！）。

　映画版、小説版、漫画版、同じ作品ですが表現が異なるだけで、それぞれ伝わり具合が違うのは本当に面白いです。あなたに合った楽しみ方で、「すずめの戸締まり」を味わってみてください！

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