あなたはアトピーで普通の生活ができないと悩んでいませんか?
実は私も生後すぐにアトピーと診断され、ステロイドを処方され15年間塗り続けていました。
そして中学3年生の夏休みが始まる直前に、医者から「今まで長い間ステロイドを使ってきたので、止めましょう」と言われ、いきなり脱ステロイドをされ、地獄を見ました。
医者を信じられなくなった私は、10以上の民間療法を試すことになりますが、これもまた地獄の始まりだったのです。
しかし、あるお医者さまとの出会いで、アトピーを克服することができたのです!
このブログでは、私がアトピーを克服できた7つの方法を紹介します。
重症アトピー完治7つの方法
これから紹介する7つの方法を実践してもらえば、アトピーが改善に向かうと思います。
私の経験から、なるべく同時にこの7つの方法を試して頂いた方が、効果が高いのではないかと思っています。
とは言え、7つ同時にというのは、生活を大きく変えなければいけなかったり、費用がかかったりするかもしれませんので、できれば、この順番で少しずつ、変えていくといいのではないかと、私は思っています。
そして、少しずつ費用面と相談しながら、実践してみてはどうでしょうか?
あなたの症状によっては違うかもしれませんが、悪までも私が実践した、大事と思う順番で書いていきますね。
アトピーに苦しみ、20代までの貴重な時間とお金を数々の民間療法に費やしてきた私は、ついに最後の治療法に出会うことになります。
私を救ったある療法とは?
今から20年以上前のことです。
当時、「口にするものの大切さ」に気づき始めていた私は、書店で一冊の本に出会います。
それは「亜鉛療法」というものでした。
これは、今でいうところの「分子栄養学」を活用した方法です。
「分子栄養学」「栄養療法」「分子整合栄養医学」とも称され、栄養素ー適切な食事やサプリメント・点滴・糖質コントロールを用いて、わたしたちの身体を構成する約37兆個の細胞のはたらきを向上させて、様々な病気を治す療法です。
引用元 オーソモレキュラー栄養医学研究所HP
今でこそ、サプリメントで必要な栄養を補うという考え方は浸透していますが、当時は、珍しいものでした。
ましてや、お医者さまでありながら、食べ物の栄養と病気との関連に着目した栄養療法の観点からの治療は珍しく、私は、居ても立ってもいられないような気持ちで、執筆された皮膚科医の先生を受診したのです。
福岡から飛行機と電車で6時間かかる病院を受診した時に、先生は「脱ステロイドでがんばったのね」と長年の苦労を労わってくださったのです。
制限尽くしだった私の食生活は、その日から変わり、嫌だった見た目もわずか数か月で改善していくことになります。
まず初めに先生がおっしゃったのは、必須ミネラルである亜鉛やビタミンの重要性でした。
アトピーに亜鉛・硫黄(MSM)・鉄・ビタミンが必要
当時、私が出会った先生の著作は今も大切に保管していますが、先生が、近年の雑誌に同様の内容を掲載されていましたので、その記事を引用しながら、私の体験談を書かせて頂きたいと思います。
亜鉛は、体内で作り出すことも貯蓄することもできない必須ミネラルの一つで、毎日必要量を摂取する必要があります。
免疫機能や細胞分裂、傷などの治癒に対して重要な役割を果たしており、不足すると免疫力の低下や味覚障害、皮膚炎が生じることが知られています。
亜鉛などの必須ミネラルは、肉、卵、牛乳、チーズなど、たんぱく質を中心とした食生活での摂取がおすすめです。
これらの栄養素は野菜にも含まれますが、食物繊維にはミネラルを体外に排出してしまう働きがあるからです。
引用元 健康365 2019 2月号アトピーがぐんぐんよくなる
アトピー患者の方33人に、従来の治療に加えて亜鉛補助療法を行った結果、試験を始める前の状態を10として6か月後に皮膚のかゆみが半減したそうです。
まさにその通りで、私も半年飲み続けた時に痒みがなくなっているのに気づきました。
それに、断食で髪の毛が抜けて薄くなっていましたが、髪の毛が生えてきたことにも驚きました。
あまりに痒くないものですから、飲むのを忘れるほどでした。
先生は、亜鉛・硫黄(MSM)・鉄・ビタミンなどを勧められています。
分子栄養学を実践している芸能人に、中谷美紀さんや、石田ゆり子さんがいらっしゃいます。
中谷美紀さんも「分子栄養学」でアレルギーが改善
中谷美紀さんの公式サイトより。
私の肌は、糖質をとればたちまち大人のにきびが出現し、強い化粧品や洗剤によってかぶれてしまう敏感肌でして、限界を超えて働き過ぎると蕁麻疹や帯状疱疹に見舞われることもあるアレルギー体質だったりもします。
分子整合栄養医学の処方によるサプリメントの摂取によって多くの症状は改善され、とりわけビタミンDを1日に15000IUという高単位で摂りだしてからは、花粉症だったこともわすれているくらいです。
引用元 MIKI NAKATANI OFFICIAL WEBSITE
石田ゆり子さんの美肌の秘密は「分子栄養学」
石田ゆり子さんが雑誌「クロワッサン」に掲載された記事です。
よく歩けるなと言われるくらいフェリチン値が低くて、ひどい鉄欠乏症だった。血液検査で不足する栄養素を調べ、食事やサプリメントで重点的に補給する分子栄養学をエステで教えてもらい、20代の頃から分子栄養学に基づいた食事を始めた。
美肌にも必要な栄養素、たんぱく質、亜鉛、鉄、ビタミン、イソフラボンなどは意識して摂るようになり、ここまで元気になった。
40代になって明らかに30代とは身体が違うので、食事もサプリメントもきちんと摂らないとだめだと思う。
引用元 クロワッサン
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低炭水化物食で血糖値が上がるのを防ごう
次に先生は「低炭水化物」をおすすめされています。
※ 近年、ダイエットの方法として「糖質制限」が大きく有名になり、一部、極端な例への批判もあるようです。
どのような目的で、そのためにどのような手段を選ぶかというのは、お医者さまや個人の考えでそれぞれあり得ます。
ここでは、アトピーの改善という目的におけるひとつの手段(説)として、参考にしてください。
米や小麦などの炭水化物をとって血糖値が急上昇すると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは、血液中のブドウ糖を全身の細胞や筋肉、肝臓に取り込むための橋渡し役を担っています。
重症なアトピー患者さんは、インスリンの反応が健康な人に比べて鈍かったり、過剰に分泌されたりすることがあります。
その結果、食後三~五時間後に血糖値が正常よりも下がってしまい、糖が不足した低血糖状態になる人がいます(反応性低血糖)
低血糖状態を回避するため、脳から指示を受けた副腎は、血糖値を上げるためのホルモンを産出します。
しかし、低血糖が慢性化して副腎が疲弊すると、アトピーの患者さんの体内で慢性的に起こっている炎症を抑えるステロイドホルモンが十分に産生されなくなってしまいます。
さらに、かゆみによる精神的ストレス、不眠などにより、体は慢性的なストレス状態に対応するために、副腎は抗ストレスホルモンであるステロイドを産出します。
ストレス状態が長期にわたると、副腎は疲弊し、その結果、アトピーの症状が悪化してしまうのです。
引用元 健康365 2019 2月号アトピーがぐんぐんよくなる
アトピーの人はインスリンの働きが鈍かったり、過剰に分泌されたりする、反応性低血糖だったんだ、ということがわかりました。
その結果、体内で慢性的に起こっている炎症を抑えるステロイドホルモンが産出されなくなっていた…。
そういえば私は、小さい時から甘い物ばかり欲しがりました。
右手に缶ジュースを持って、左手で頭を搔いているという、何とも皮肉な写真ばかりなのです。
あなたは、どうですか?甘いもの好きですか?
小さいころから、常に血糖値が上がったり、下がったりしていたかと思うと恐ろしいです。
アトピーの患者さんの多くは過食傾向にあります。
かつてアトピーを発症していた私の娘も、驚くほどの食欲を見せていました。
腸内細菌の種類が偏っていることで栄養素の吸収力が低下した結果、食欲が増したと考えられます。
腸内環境は、腸内細菌の善玉菌と悪玉菌の争いによって左右されるといわれてきました。
近年では、さらに研究が進み、簡単な善悪二分論でなく、全体的なバランスが重要であるという考え方が生まれつつあります。
さらに、腸内環境と脳の動きが密接に関わるという「腸脳相関」という考え方も出てくるようになりました。
特に、食事に関しては、自分の腸内細菌が欲する食事を求めてしまうと考えられるのです。
アトピーの患者さんは、無意識のうちに腸内細菌の望むままに炭水化物を求めてしまうのです。
つまり、アトピーの患者さんは、炭水化物と食物繊維を少なくした食事を摂るべきなのです。
引用元 健康365 2019 2月号アトピーがぐんぐんよくなる
ただでさえ、人より血糖値が上がったり、下がったりするのに、腸内細菌のバランスが悪くて、炭水化物を求めてしまうとは、悲しいですね。
先生は1日に1回まとめて糖質50gをとるようにすすめられています。
「できるなら、しばらく(1~2ヶ月くらい)食べないようにすると、湿疹やニキビが早く落ち着きます」ともおっしゃいました。
私は、夕食にご飯を子ども茶碗1杯か、果物か、おいしいスイーツで摂っています。
小麦を控える
次に先生は「小麦を控えるように」と、おっしゃいました。
小麦に関してはグルテンの危険性がありますが、外国産の小麦に関しては、それを上回るプレハーベスト(収穫目前に除草剤を散布)、ポストハーベスト(輸送中に小麦にカビが生えたり虫がわいたりするのを防ぐため)の脅威があるようです。
さらに日本では、欧州諸国で使用が禁止されている農薬の規制が遅れているばかりか、防腐剤が大量に使用されている小麦を輸入しています。
虫や細菌にとって毒になる物質が、人間にとって無害であるわけがありません。
特に、直接毒素に触れる腸内細菌には大きな悪影響が及んでしまうと考えられます。
アトピーの患者さんの腸内細菌を調べると、健康な人に比べて明らかに腸内細菌の種類が少なく、バランスも悪くなっています。
また、腸内細菌の種類が減ってしまうと、ミネラルの吸収力も低下してしまいます。
引用元 健康365 2019 2月号アトピーがぐんぐんよくなる
海外から輸入される小麦は輸送船の常温コンテナの中で長い旅をします。
カビないようにするために、大量の薬剤が必要になります。
そう聞いただけで、なんだか体が痒くなってきますね。
これらの薬剤はアメリカでは農薬扱い、日本では食品添加物扱いだそうです。
小麦にはグルテン+農薬のダブル脅威があります。
ただでさえ、アトピーの人は腸内細菌のバランスが悪いというのに、小麦を摂ればさらに腸内細菌のバランスが崩れます。
糖質は一日に50gをすすめられているので、パンやパスタを楽しむ余裕はないのですが、無農薬(有機)の小麦でしたら、たまに楽しむ分には痒みがでないようです。
とくにスペルト小麦は、現在広く利用されている、パン小麦(普通小麦)の原種にあたる古代穀物です。
スペルト小麦は遺伝子操作はもとより、人工的な品種改良が殆ど行われていません。
品種改良とは、「多収」「良質」「安定」という人間から見た理由のみで行われ、原種とずいぶん違っています。
特に主食として消費されている「小麦」と「米」は最も品種改良が進んでいます。
古代小麦は強靭な植物で、極端な天候異変及び土壌条件に対処することができます。
その穀粒の例外的ともいえる厚い皮穀は、汚染物質や昆虫から内部の穀粒を守ります。
又、古代穀物であるがゆえに化学肥料、除草剤、殺虫剤や農薬を殆ど用いることなく栽培することが可能なのです。
引用元 西尾製粉株式会社 公式サイト
今では、たまにスペルト小麦や、ゆきひかりでパンを作り、小麦を食べたい欲求と上手く付き合うようにしています。
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スペルト小麦や、有機小麦は富澤商店さんで購入できます。
TOMIZ(富澤商店)オンラインショップアトピーの人におすすめ高たんぱく質食
上記のようなことから、アトピーの患者さんは、「高たんぱく」「高脂質」を中心とした食事が大切ということです。
腎臓に問題がない限り、たんぱく質はとりすぎても、問題のない栄養素として、知られているそうです。
一日における成人のたんぱく質の必要量は、体重(kg)の1.1倍(g)です(体重が50kgの場合、55g)。
肉100gの中には約10g、卵1個の中には約6gのたんぱく質が含まれているので、積極的に食べるようにしましょう。
生魚には防腐剤が使われていることがあるので、肉や卵、乳製品からとるようにしてください。
脂質の摂取も重要です。
皮膚のバリア機能を維持するために必要な皮脂膜は、良質な脂質を摂取しなければ作ることができません。
皮脂膜が不足すると、皮膚の悪玉菌である黄色ブドウ球菌が激増し、アトピーを悪化させます。
実際、アトピー患者さんの皮膚には、黄色ブドウ球菌が異常に繁殖していることが知られています。
脂質の摂取は、アトピーなどのアレルギーを緩和する、アマニ油やエゴマ油といったオメガ3系脂肪酸だけでなく、入手しやすい無添加オリーブオイルも含めて試すことをおすすめします。
一日、男性は大さじ五杯、女性は大さじ四杯、幼児でも大さじ一杯とるようにしてください。
とりはじめて一週間足らずで、肌にしっとりとした感覚を覚える方がほとんどです。
引用元 健康365 2019 2月号アトピーがぐんぐんよくなる
私たちの体は、全ての素材が「たんぱく質」と「脂」で、構築されているそうです。
たんぱく質の最低必要量は、体重の1.1倍のグラム数です。
体重50kgの人なら、一日に必要なたんぱく質は55gです。
この素材が一日で55g(体重50kgの人)崩れてしまいますから、その分を補ってあげないと、翌日の身体が維持できません。
20gや30gしか供給されなかったら、その分で補うために、最優先の内部の柱や内臓が優先される可能性が高いそうです。
皮膚が炎症を起こしていても、後回しになってしまいます。
皮膚が再生されるためには、充分なたんぱく質が必要です。
皮膚に炎症がある人なら、なおさらたんぱく質が足りません。
私は栄養療法に出会うまでは、たんぱく質なんて気にしませんでした。
逆に、肉はダメ、卵は1日一個、牛乳より豆乳、油もダメという食事が体に良いと言われていました。
野菜の方が大事だと思って必死に食べていました。
だからあんなに皮膚がジュクジュク、ガサガサだったのでしょう。
しかし、たんぱく質を意識して摂るようになって肌は見違えるほどきれいになりました。
たんぱく質摂取にプロテイン
たんぱく質を摂る時のデメリットは、必要な量を食事では摂りきれないということです。
今日は、たんぱく質をあまり摂れなかったなぁ~という時や、炭水化物を取り過ぎてしまったなぁ~という時は、栄養補助食品のプロテインがオススメです。
プロテイン1杯で、たんぱく質20gが摂れます。
1日1杯で、肌が違うなぁと感じます。1日2杯で、寝るときに手のひらがすべすべしているのを感じます。
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アトピーの人におすすめ高脂質食
実は、先生は「オイルを摂ることがアトピーの方にとって一番大事」とおっしゃっています。
私はずっと断食道場で「アトピーに油は悪い」と言われ油抜きの生活をしていました。
油抜きの生活というのは、揚げ物、豚肉、牛肉、鶏肉、バター、生クリームなどを一切摂取しない生活です。
こういうものを食べない、玄米菜食を続けてきたのです。
お医者さまのおっしゃるとおり、確かに、油抜きの生活をしている頃は、肌が乾いてあかぎれのように割れて、耳も手も唇も切れていました。
その切れ目からは、いつも浸出液(黄色ブドウ球菌)がでている状態だったのです。
それで、乾燥しているところにワセリンや保湿をベタベタに塗るのですが、全然良くなりませんでした。
でも、お医者さまに言われ、オイルをとるようになってからは、皮膚が内側から強くなって潤って弾いている感じです。
この生活に切り替えてから、私の皮膚は内側から強くり、乾燥が無くなって、膨らむような肌に次第に変わっていったのです。
そこからは、動物性食品を摂る生活に変え、お医者さまがオススメのオイルも入手して摂取するようになりました。
私はこの経験から、お肌にとって良いオイルを必要量摂取ることが本当に大切だということを知りました。
では、どうして「オイル」がアトピーなどの肌トラブルに効果があったのでしょうか?
まず、皮膚のバリア機能を維持するために必要な皮脂膜は「良質な脂質を摂取しなければ作ることができない」ということなのです。
乾燥肌対策に大事なことは、自分で自分の皮脂膜を作ること。
その材料になるのがオイルということです。
そして、【2】低炭水化物食でも書きましたが「アトピーを根本から治すために一番大事なことは、糖質依存から抜け出すこと」だと、おっしゃいました。
この糖質依存から抜け出すために頼りになるのがオイルなのです。
糖質依存から抜け出すことに、オイルは関係あるの?と思われるかもしれませんが、お医者さまの記事を引用しながら、説明したいと思います。
米や小麦などの炭水化物をとって血糖値が急上昇すると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは、血液中のブドウ糖を全身の細胞や筋肉、肝臓に取り込むための橋渡し役を担っています。
重症なアトピー患者さんは、インスリンの反応が健康な人に比べて鈍かったり、過剰に分泌されたりすることがあります。
その結果、食後三~五時間後に血糖値が正常よりも下がってしまい、糖が不足した低血糖状態になる人がいます(反応性低血糖)
低血糖状態を回避するため、脳から指示を受けた副腎は、血糖値を上げるためのホルモンを産出します。
しかし、低血糖が慢性化して副腎が疲弊すると、アトピーの患者さんの体内で慢性的に起こっている炎症を抑えるステロイドホルモンが十分に産生されなくなってしまいます。
さらに、かゆみによる精神的ストレス、不眠などにより、体は慢性的なストレス状態に対応するために、副腎は抗ストレスホルモンであるステロイドを産出します。
ストレス状態が長期にわたると、副腎は疲弊し、その結果、アトピーの症状が悪化してしまうのです。
引用元 健康365 2019 2月号アトピーがぐんぐんよくなる
高血糖と低血糖を繰り返すことは、身体にとっても、皮膚にとっても大きな負担になるそうです。
アトピーの人は、下記のオレンジの線のような、血糖値が上がらないような食事にすることで、インスリンが過剰に分泌されたり、低血糖状態になることがなく、副腎の疲弊が少なくなるそうです。
血糖値を上げる食べ物は、あなたもご存じの通り、糖質です。
すなわち、糖質を少なくすれば、血糖の上がり下がりはおこらない、それにひと役買ってくれるのが、オイルだということです。
そして、オイルは血糖値の急激な増減はおこらないし、空腹になりにくいので、朝食をオイルだけにすることがアトピーや肌トラブルの人にオススメということなんです。
朝食をオイルだけにすると「腹持ちがよく、効率的なエネルギー源」になります。
お医者さまは「糖質(30~50g)を1日に1回まとめてとるように」と、おっしゃいました。
これ2回目ですね。とても大事なことなので、声を大にして言わせてください!
アトピーの人におすすめな油オメガ3
では、どんな油が良いかというと、亜麻仁油、エゴマ油などオメガ3系のオイルを1日に大さじ1くらい摂るのがオススメということです。
亜麻仁油、エゴマ油などオメガ3脂肪酸を豊富に含む油
オメガ3脂肪酸を含む健康に良いと言われている油です。
体内で作ることが出来ない油で、食品から摂る必要があります。
悪玉コレステロールや中性脂肪を減らすだけでなく、心疾患や炎症、がんなどを抑制すると言われています。
現代日本人の食事に不足しており、積極的に摂りたい油です。
引用元 第一薬品工業株式会社 HP
アトピーの人におすすめな油バージンココナッツオイル、バージンオリーブオイル
次におすすめの油は、加工プロセスの少ない油です。
ココナッツオイルや、オリーブオイルは比較的加工プロセスの少ないオイルです。
果実をそのまま絞って薬品処理や加熱処理をしていません。
オメガ3系のオイル(亜麻仁・エゴマ・魚油)は、出来るだけ大さじ1がお勧めですが、それ以外はココナッツオイル、オリーブオイル、バターや、生クリームでもOKなので、ストレスなく摂取できると思います。
生クリームは乳化剤に気をつけなければいけませんが、バターは60%が飽和脂肪酸で、40%が一価不飽和脂肪酸・多価不飽和脂肪酸、しかも無添加で心強い食品なのです。
一番大事なのは、オイルは酸化していないということが重要です。
酸化している油はアトピーが悪化しますので、注意してくださいね。
では、具体的にはどういったもので、生オイルを摂取するのが簡単で続けやすいかというと、私は以下のような方法で摂取するようにこころがけています。
オイルは、1日に大さじ3~4杯を目標に摂取します。
朝食:バターコーヒー(オイル大さじ1)
間食:紅茶(生クリーム大さじ1)
昼食:おかずとスープに(オイル大さじ1)
夕食:おかずとスープに(オイル大さじ1)と糖質を50gくらい
基本的には朝、昼は糖質を抜いて、夕食で糖質を50gを摂って、血糖値の急激な増減がおこらないようにこころがけています。
もちろん外食もしますし、このとおりにはなりませんけど、これに近くなるように、サンプルとしてこころがけています。
あなたも、できる範囲で実践してみてください。
オイルは、1日に大さじ3~4杯を目標に摂取します。
お米をゆきひかりに変える
次に先生がおっしゃったのは「米アレルギーがないアトピーの方には、ゆきひかりは一定の効果が期待できる」ということです。
炭水化物を控えた食事が、血糖の上昇が起こらず、アトピーを治すためには効果的ですが、食べるなら「ゆきひかり」がおすすめということです。
ゆきひかりは、昭和59年に北海道で栽培されていた昔のお米の品種で、まだアトピーが少なかった頃のお米だそうです。
現在ではほとんど栽培されていないお米で、北海道でも約1%しか栽培されていないそうです。
ゆきひかりはもち系ではなく、「うるち米」との掛け合わせで誕生した珍しいお米です。粘りと糖質成分のアミロペクチンが少ないお米です。
もち米にはアミロペクチンという成分が100%含まれていて、アミロペクチンは粘りと糖質だそうです。
アトピー性皮膚炎の方は、この粘りがかゆみの原因になるとも言われています。
そして、平成20年に北大大学院農学研究所のグループが「ゆきひかり」には腸内の悪玉細菌を減らす性質があり、アレルギーを抑える働きがあることをつきとめました。
コメのアレルギーを起こしにくく、アトピー性皮膚炎の改善にも効果があるとされる道産米「ゆきひかり」には、腸内の悪玉細菌を減らす性質があり、この性質がアレルギーを抑えるメカニズムとして働いていることを、北大大学院農学研究院の園山慶准教授・食品機能化学らの研究グループが突き止めた。
園山教授らは、ゆきひかりと、道内外で栽培されているほかの3品種でマウスを使った実験を行い、腸内細菌群を比較した。その結果、ゆきひかりを与えたマウスは腸粘膜を覆う粘液の成分を分解する細菌が劇的に減ることが分かった。研究グループは「ゆきひかりを食べると、バリアとして働く腸の粘液が保たれ、血液中にアレルゲンが取り込まれにくくなる」とみている。
ゆきひかり 1984年に道立中央農試が開発。88年には道内うるち米栽培面積53%を占めた。その後「きらら397」などに取って代わられたが、コメアレルギーが増える傾向が現れた。同農試などの調査で、ゆきひかりに戻すと患者の約8割の症状が治まることが分かり、「100ヘクタールを切るぐらい」(農業関係者)と小規模ながら今も栽培されている。
引用元 北海道新聞
米アレルギーばかりではなく、他のアレルギー反応を抑制する効果も実験で確認されたそうです。
今のコシヒカリは、もち米とのかけ合わせで、もちもちして美味しいお米に改良されてきました。そして、害虫に強い品種を作るために遺伝子操作もされてきました。
同じ炭水化物でも、小麦による湿疹の増悪は2日後にピークで、小麦を食べたい衝撃は1週間続くそうですが、米にはこの作用はないそうです。
ゆきひかりがあるだけで、食卓が華やぎますし、小麦を食べれない精神的苦痛が和らげられます。
私も、ゆきひかりにして不思議と痒みがでません。
ゆきひかりでパンやパンケーキも作れます。
もちもちしていて、子どもたちは小麦のパンより大好きです。
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オーガニックや無農薬にする
次に先生は「口に入るものは、なるべくオーガニックや無農薬のものを選ぶように」と、おっしゃいました。
農薬が原因の一つとされる子どもの病気や障害は数多く、自閉症、ADHD、学習障害、腸内細菌の異常などです。
もちろん腸内細菌の異常はアトピーに関係がありますので、農薬は避けるべきです。
1990年代から多用されているネオニコチノイド系農薬というものがあります。
ネオニコチノイドは①浸透性、②残効性、③神経毒性で、ミツバチを含む昆虫類、生態系、さらに人への影響が懸念されています。
ネオニコチノイドは、水溶性で植物内に浸透することから浸透性農薬とも呼ばれています。
緩すぎる日本の残留農薬基準
アセタミプリドの残留農薬基準値(ppm)
欧米よりダントツに緩い残留基準
ネオニコチノイド系農薬の一つであるアセタミプリドは、残留系基準があまりに高かったため、2010年に改正されました。
しかし、その残留基準値ですら、米国と比べると最高で14倍、EUと比べると最高で600倍も高く本質的な改正にはなっていません。
それは、日本の農薬使用量が欧米より格段に多いため、欧米の基準値まで下げられないことが原因の一つであると考えられます。
海外でのネオニコチノイド系農薬の規制が強まる中、日本では農作物の残留基準が大幅に緩和されました。
例えば、日本でもミツバチ大量死の原因となったクロチアニジンの残留基準値は、国民の反対にもかかわらず2014年に大幅に緩和されました。
カブの葉は0.02ppmから40ppmへと2000倍、ホウレンソウは3ppmから40ppmになりました。ホウレンソウは1.5株(約40g)食べただけで子どもに急性中毒リスクが発生する可能性がある値です。
その後、厚生労働省はこれまで決まっていなかったクロチアニジンの急性参照用量の導入を決定し、(0.6mg/kg体重)としました。
しかし、この値はEUの値の(0.1mg/kg体重)6倍です。
同じ人間なのに急性中毒発症推定値は日本人が6倍高いことになります。
引用元 「新農薬ネオニコチノイドが脅かすミツバチ・生態系・人間」
今の野菜には、化学肥料や農薬で虫もつかないような状態です。
ビタミンも昔ほど含まれていません。
選べるのなら無農薬やオーガニックの野菜を手に取るようにしましょう。
まとめ|アトピーで苦しむのは終わりにしましょう。
あなたと同じように、長い間アトピーで苦しんだ私が行きついた【アトピーを克服するための7つの方法】は、以下のとおりです。
①アトピー改善に亜鉛・鉄・ビタミンが必要
②低炭水化物食で血糖値が上がるのを防ぐ
③小麦を控える
④高たんぱく質食にする
⑤高脂質食にする
⑥お米をゆきひかりに変える
⑦オーガニックや無農薬にする
私の経験から、なるべく同時にこの7つの方法を試して頂いた方が、効果が高いのではないかと思っています。
…とは言え、7つ同時にというのは、生活を大きく変えなければいけなかったり、費用がかかったりするかもしれませんので、できれば、①~⑦の順番で少しずつ、変えていくといいのではないかと、私は思っています。
あなたの症状によっては違うかもしれませんが、あくまでも私が実践した、大事と思う順番で書いています。
そして、少しずつ費用面と相談しながら、実践してみてください。
あなたのアトピーが、1日も早く改善されることを、心から願っています。
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