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太宰府天満宮の見どころ|初詣・七五三・アクセス・駐車場をご紹介

 数ある福岡県内の観光スポットの中でも、全国的にも有名な「太宰府天満宮」。

 でも、地元の人にとっては、初詣、三社参り、受験祈願、七五三だけでなく、「あの店の梅が枝餅をたべたくなったなぁ」と無性に思ったら、子供を連れてでも、ちょっと足を運んでしまうような、ココロのリフレッシュや観光気分を気軽に味わえる身近なスポットでもあります。

 今日は、太宰府天満宮に30年以上通う私が、太宰府天満宮の見どころをご紹介します。

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西鉄太宰府駅

 太宰府天満宮には、たくさんの駐車場がありますが、とにかく初詣の時期は車が多く、渋滞や駐車場に入れないなんてこともあるようです。

 新型コロナウイルス感染症拡大前の2018~2019年頃は、特にインバウンドの影響で、土日は中国や韓国からの観光客とおぼしき人々が多く見られ、太宰府天満宮にアクセスする県道は渋滞している様子を見かけることもしばしば。

 そんなこともあって、うちでは、車で行く場合は、土日でも15時以降などを狙っていくことが多かったです。

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 また、公共交通機関でのアクセスも抜群で、西鉄電車の西鉄太宰府駅から降りると目の前が表参道という、車以外の方にとってもとてもアクセスが簡単な観光地です。

 うちの子が電車が好き(パパも)なので、今回は、西鉄太宰府駅からご紹介していきます。

 福岡市の中心である天神から西鉄電車の本線、天神大牟田線でアクセスできます。

 福岡天神~西鉄二日市~太宰府というルートで、特急・急行を利用して西鉄二日市駅で太宰府線(支線)への乗り換えも入れると約30分くらいで着きます。

 以前は、福岡天神から西鉄二日市駅での乗り換えがない太宰府線直通の太宰府行き急行や普通がありましたが、現在は、コロナ禍ダイヤで、太宰府~西鉄二日市間の折り返し運転のみのようです(2022年8月のダイヤ改正で、太宰府線直通の太宰府行き急行電車が復活しています)。

 電車好きの子どもには、直通運転も、乗り換えも、どちらも見どころがあって、楽しいかもしれません。

 太宰府線の終点ですので、ホームは頭端式2線4面。

 以前は、多数の初詣客や観光客を迅速に乗降させるため、車掌さんが「降り口は、両側の扉が開きま~す」とアナウンスしていた記憶がありますが、日常的には、片側だけの扱いのようです。

太宰府天満宮へのアクセス

引用元 西鉄公式HP

西鉄福岡(天神)駅から太宰府天満宮

引用元 太宰府天満宮公式HP

JR博多駅から太宰府天満宮

引用元 太宰府天満宮公式HP

JR二日市駅から太宰府天満宮

引用元 太宰府天満宮公式HP

福岡空港から太宰府天満宮

引用元 太宰府天満宮公式HP

西鉄太宰府駅にストリートピアノ!?

 改札口のすぐ横に、ストリートピアノを発見!残念ながら、私は無理ですが、腕に覚えのある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 駅の設備を少し見てみました。コインロッカーはありますが、数からすると、年末年始などは少々、心もとない印象です。

 また、トイレは改築され、きれいになっていたようですが、改札の外のトイレは数が少なく、年末年始の初詣対応時期は混雑必至かと思われました。

 子ども連れの方は、要注意かもしれません。

 駅構内には改築された、きれいなトイレがありますので、 子ども連れの方はトイレを済ませてからの方がいいかもしれませんね。

 駅構内には授乳室もあります。

 改札口の横に「YUZU PREMIUM JAPAN太宰府店」があります。

 駅構内の、観光案内所です。

 こちらの案内所ではベビーカーが一時間100円。

 車いすは無料で貸し出されています。

太宰府天満宮スマホ充電スポット

 YUZU PREMIUM JAPAN太宰府店の横に、スマホ充電器レンタル CHARGESPOTがあります。

 太宰府天満宮では写真をたくさん撮るので、スマホの電池がピンチ!!になり、CHARGESPOTを利用しました。

 使い方は簡単で、とても便利でした。

 旅先で、スマホの充電が切れてしまいそうになった時は、ぜひご利用ください。

太宰府天満宮の参道

 太宰府駅前を右に折れると、太宰府天満宮までの参道が目の前です。

 駅前から約250mで着きます。その間、参道の両側に写真のような仲見世通りが続き、名物の「梅が枝餅」のお店も軒を連ねています。

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 見た目が奇抜な「スターバックス太宰府天満宮表参道店」もこの通りにありますので探してみてください。

 参道の終点付近、天満宮の目の前にあり、ひときわ目を引く建物。木造三階建ての立派なお店です。

 屋号は甘木屋さんと書かれています。2階・3階部分は、かつては旅館だったりしたのでしょう。

 保存しながら活用していくことは当事者にとっては難しい問題だと思いますが、歴史の深さを感じさせるこのような建物は、ぜひこれからも残って欲しいと感じます。

 その甘木屋さんの目の前に、天満宮の鳥居が立っています。

 鳥居の裏を見てみると、奉納した人物の名前が書いてあります。たまたま見ただけですが、「伊藤伝右衛門」とあります。

 これは、明治・大正・昭和時代に筑豊地域の「炭鉱王」と言われた、あの伊藤伝右衛門ではなかろうかと妄想しています(真偽は確認していません)。

 なお、飯塚市内には、伊藤伝右衛門の旧邸宅跡が保存され、公開されており、そちらが有名ですね。

 その鳥居の目の前、天満宮の案内所があります。

 この案内所の裏にトイレがあります。

 2022年1月には改修されてキレイなトイレに変わっていました。

 子どもたちのトイレに行きたいにも安心ですネ。

 太宰府天満宮の由緒書きです。菅原道真公に由来があること、その生前の博識から後世の人々から「学問の神様」として信仰を集めています。

 私も、受験のたびに合格祈願に来ていました(個人的な感想としては、ご利益はあると思います!)。

 右大臣であった菅原道真が、左大臣の藤原時平に謀られて「大宰府」に赴任することになった際に、詠んだとされる短歌「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」が刻まれています。

 道真が、京の都の自宅の庭にある梅の木に向かって詠んだ歌と言われています。

 この梅の木は、主の想いに答えて、太宰府まで飛んできたという伝説があります(のちほど、登場します)。

 天満宮の宮司である西高辻家の敷地内に、石碑がちらりと見えます。

 これは、江戸時代の末期、京都で権力争いをしていた幕府(会津)、薩摩藩、長州藩のうち、長州藩が会津・薩摩藩から京都を追われる事件 (つまり失脚ですね)がありました。

 この「八月一八日の政変」で、公家の三条実美ら七卿も長州藩に落ち延びることになりました。

 歴史的には「七卿落ち」と言いますが、このうちの「五卿」がこの地で過ごし、維新の志士たちが訪れたとのことです。

 これら五卿は、その後、長州藩が権力に返り咲いたこともあり、明治政府の要職に就いたそうです。

 教科書に載っている「七卿落ち」と太宰府に関係あるなんて、ちょっと驚きませんか?

 前置きが長くなりましたが、いよいよ境内の中に入ります。

太宰府天満宮境内へ

太鼓橋

太鼓橋

 池が漢字の「心」の字に形造られていることから「心字池(しんじいけ)」と呼ばれます。

 心字池に架かる御神橋は、太鼓橋(過去の橋)・平橋(現在の橋)・太鼓橋(未来の橋)の三橋からなり、それぞれ過去現在未来をあらわしています。この橋を渡り、水の上を歩くことで心身ともに清められてご神前に進むことができるそうです。

ポイント

  1. 『過去』の橋を渡る時は 後ろを振り返らない
  2. 『現在』の橋を渡る時は 立ち止まらない
  3. 『未来』の橋を渡る時は つまずかない

太鼓橋を渡るときの注意点だそうです。

意味付けと語呂がよくできてますが、この注意点、意外に本当に注意しなければならないことなのです。

太宰府天満宮は、年末年始は本当に足の踏み場がないくらい混雑します。しかもこの3つの橋は、太鼓橋→平橋→太鼓橋の順になっていて、しかも太鼓橋の蹴上(階段の一段の高さ)は、徐々に低くなるという、つまづき仕様(?!)になっているのです。

私が幼い頃、親に手を引かれて、前が見えないまま歩いていると、本当に転びそうでしたし、橋の欄干も低いので、池に落ちてしまうのではないかと、何度も怖い思いをしました。

小さい子をお連れの親御さんは、くれぐれもご注意くださいネ。

そんなことを思い出しながら、橋を渡ります。

大楠

 太鼓橋を渡って、すぐの大楠。

 立派ですね。

手水舎

手水舎

 手水とは手と口を水で洗い清め、心身をきれいな状態にすること、とのこと。

 コロナの影響で柄杓は置かれていないようです。ぽたぽた水が出ているのが楽しいみたいで、子どもたちは何度も手を洗いに行っていました。

楼門

 楼門まで、やってきました。

 朱塗りの柱と白い壁がきれいで、2層建ての立派な楼門です。期待が高まります。

 それでは、いよいよ拝殿に進んで行きましょう。

太宰府天満宮拝殿

 あれれ!参道の石畳が特設の舞台によって、さえぎられています。

 拝殿は檜皮葺で、正面に大きな軒唐破風がありで写真映えするのですが、今日は参道の中央に舞台があるので、ちょっと写真が撮りにくいですね。

飛梅

 左に右に移動しながら、せっかくですので、先ほど紹介した京の都から主を追いかけて飛んできたと言われる「飛梅」と拝殿を撮ってみました。

 京から主を追いかけてきたというのは伝説でしょうけど、 そのような伝説を踏まえてじっと眺めていると、とてもいじらしいような愛おしさがわいてきます。

 きっと、歴史の息吹が感じられると思います。

 みなさんも、じっくりご覧になってみてください。

太宰府天満宮竈門神社の出張所

 さて、参拝も終えて、回廊をくるりと見渡すと、先ほどくぐってきた楼門裏側の左右に、お札やお守りを授与(販売)してもらえる窓口があります。 

 よ~く見てください、楼門の左側は「竈門神社授与所」とあります。太宰府天満宮の境内なのに!?

 同じように、楼門の右側は「天開稲荷社授与所」とあります。え、太宰府天満宮の境内なのに!?(二回目)

 竈門神社は、漫画「鬼滅の刃」の主人公と同じということで、たいへん有名になりました。

 地元では、縁結び、それから「遠の朝廷(とおのみかど)」と言われた大宰府政庁の鬼門封じとしても有名です。

 竈門神社は、太宰府天満宮から山道をさらに2kmほど北東に進み、古くから信仰の対象であった宝満山(※)の麓にあります。

 車で行けば10分いないでしょうが、電車で来られた観光の方には距離があるので、ここでお札やお守りを授与してもらえるのは、素晴らしいサービスだと思います。(私は、昔からここを「竈門神社太宰府天満宮出張所」と心の中で呼んでいます)

 ※なお、宝満山の山頂には竈門神社の上宮があります。

 古代は、山そのものが信仰の対象であり、山頂に神社の上宮、中腹に中宮、麓に下宮があるようなケースは各地に見られます。

太宰府天満宮天開稲荷社授与所

 同様に、 楼門の右側には「天開稲荷社授与所」とあります。

 「天開稲荷」は、竈門神社ほどは有名ではないと思いますが、太宰府天満宮の広い敷地の奥の方にあるお稲荷さんです。

 最近では、知る人ぞ知るパワースポットとして、訪れる方も多いようです。

 由来としても鎌倉時代に京都の伏見稲荷を分祀されたようで、「九州最古のお稲荷さん」と言われるなど、歴史も古いそうです。

 ここは距離的には、竈門神社よりもはるかに近い場所にあるので、頑張れば歩いて行くこともできます(子ども連れの方は、難しいかもしれません。大人の散歩にはGood、という感じです)。

 「天開稲荷神社」に行く裏参道には、歴史的に有名な「お石茶屋」さんがあり、私が小さかった頃は弓道場があったり(現在はない)、人道用の「トンネル」(暗くて低くて、ちょっと怖い雰囲気です)があったり、太宰府天満宮は、拝殿・本殿の裏、奥の方も面白い見どころがあります。

 西鉄太宰府駅からの表参道とは違って、人通りもほとんどありませんが、落ち着いた静かな大人の散歩コースとして、過ごすことができます。

御神牛

「御神牛」ごしんぎゅう

 御神牛とは、太宰府天満宮のご祭神、天神さまこと菅原道真公のお使いの牛です。

 牛車の牛がうずくまったところを墓所とした話が有名で、天満宮や天満神社にある牛の像のほとんどは「臥牛(臥牛)」と呼ばれ、伏せた姿勢の牛の像となっています。

「頭をなでると賢くなれる」、「けがや病気があるところを撫でると快復する」と言われているそうです。

お守り

 太宰府天満宮と言えば「学問の神様」。お守りも各種ありますね。

 私も学生時代には、学力の向上を願って、絵馬を書いたり、お守りを鞄入れたりした記憶があります。

 特に、お守りは、毎年の初詣の際に古いものをお返しして、新しいものを頂いて、必ず鞄に入れていました。

 太宰府天満宮は、福岡が地元の学生さんにとっては、そのくらいなじみ深い、身近な存在だと思います。

屋根を突き抜けた大楠

 先ほどご紹介した、拝殿前の回廊の 「天開稲荷社授与所」 には、よく見ると不思議な光景があります。境内でも存在感のある大きな楠ですが、よ~く見ると根元が回廊の部分にあって、屋根を突き抜けています。

 私も長いこと、太宰府天満宮には御祈願に来ていますが、初めて気づきました。

天然記念物太宰府神社「ひろはちしゃのき」

 拝殿から西側に出て、休憩所の奥(県道に近い場所)の境内の端に、境内に多く見られる楠とは違う木がありました。

 石碑には、「天然記念物太宰府神社 ひろはちしゃのき」とあります。太宰府市ホームページによると、昭和10年6月7日に国の天然記念物に指定されたそうです。

 本樹は日本最大のヒロハチシャノキなのだそうですが、大正3年の落雷のため幹の上部は折れ、幹は高さ約10メートル位まで空洞になっているとのことです。

 なお、「天神の森」と呼ばれる境内には、楠の巨樹3本が国の天然記念物に指定されているそうです。

 ちしゃのきの比較的近くに、2本あるそうで、この時に私が見つけた1本は、太宰府市ホームページにある社殿西側の最大木(樹高28.5メートル、幹周11.7メートル)のようで「重量感のある優美な樹形を保っています」とあります。

 みなさんも、歴史と自然の息吹を感じさせるこれらの巨木を探してみてはいかがでしょうか。

 ちしゃの木を見たあとに、少し西に傾いた拝殿(本殿)を撮影したものです。

 破風板の金色が輝いていて、青い空と緑色の森に映えています。

 神々しさと落ち着きを感じます。

歴史好き必携!私は神社仏閣、城郭を見て回る時には、ポケットに忍ばせています(新書サイズ)。
オススメです。歴史教科書・用語集・資料集で有名な山川出版社の「図解文化財の見方」。建築や仏像を絵で解説してあるので、実物と見比べることができ、本当に勉強になります。

浮殿と定遠館と光明禅寺

 さて、参拝も終えて、太宰府天満宮のスタート地点、案内所前(甘木屋さんの前)まで戻ってきました。

 ここから、石畳の道を南を進んで行くと、画像のように左手に「浮殿」、右手に「定遠館」、突きあたりに「光明禅寺」があります。

浮殿

 浮殿は、昔は池のある小さな神社で、このような石畳の姿ではありませんでした。

 私の記憶では、九州国立博物館ができたころに近隣の道と共に整備されたと思います。

 浮殿の名前のとおり、水をイメージした青い石が敷き詰められています。

定遠館

 定遠館です。

 かの有名な宮崎駿さんは、自他ともに認めるミリタリー好きですが、その彼が歴史エピソードを(虚実を混ぜながら)手描きした漫画集「宮崎駿の雑想ノート」(1997:大日本絵画:大型本)という本があります。

 その中に「竜の甲鉄」という軍艦のエピソードが出てきます。

 日本でいう明治時代に、おとなりの中国(当時:清国)の北洋艦隊の主力艦として、清国がドイツに発注した軍艦「定遠」「鎮遠」のお話です。

 この2隻は、その後の日清戦争(1894~1895)で日本と戦い、黄海海戦で「定遠」が沈没。

 翌年、日本人の手によって艦体の一部が引き上げられ、その鉄板などの部材によって建てられたのが、この太宰府にある「定遠館」なのだそうです(奥に見える和風の建物)。

 その「定遠館」の正面にあるリベットの穴や砲弾の穴が生々しい鉄板が、その軍艦「定遠」の装甲の一部なのだそうです。

 私は、幼少から何度も大宰府を訪れていますが、学生時代に「宮崎駿の雑草ノート」で知った「定遠」と、この目の前にある赤錆びた鉄板「定遠」のものであることを知ったときは、書物やアタマ(想像や妄想)の中にしかなかった「歴史」が、急に目の前に現実として現れたように感じて強い衝撃を受けるとともに、歴史学習における現物を残し、触れることの重要性を、身をもって知ることができたように感じています。

 太宰府を訪れる観光客のうち、どのくらいの人が気付いているのかなぁ、とも思いますが、興味のある方は、ぜひ一度、現物をご覧になってみてください。

 門扉として使われています。

 全体を見ると、各部に砲弾による破孔が散見されます。

 砲弾による破孔です。厚さとしては8~10ミリくらいの鉄板ですが、これを穿つ砲弾の威力を想像すると、恐ろしいものがあります。

 これも歴史の生き証人です。

 定遠館には、立派な土塀があります。厚みもさることながら、中に瓦を入れてあります。

 昔の土塀には、瓦を入れることもあったそうですので、この土塀も歴史があるものだろうと思います。

光明禅寺

 光明禅寺です。

 ここは、禅寺で今でも修行をされる僧坊があったと思います。

 ここの見どころは、庭園の紅葉を座敷から見せていただけることです。

 私も、子ども連れなので、ここ数年は中に入っていないのですが、以前見学をさせていただいたころは、本当に絵のように立派な紅葉を見ることができました。

 ただ、静かな禅寺ですので、子ども連れでわいわい、という訳にもいかないと思います。

 こちらも、しっとり大人の散歩コースとしてご紹介しておきます。

九州国立博物館への抜け道

 光明禅師の側の小道には、水が流れています。

 この小道を東(上流)の方に歩いて行くと、九州国立博物館へ抜けることができます。

 また、西(下流)の方に歩いて行くと、西鉄太宰府駅に抜けることができ、途中、古代に藍染を行ったという場所もあります。

 この小道は、並行して走る天満宮の表参道とは、また異なる静かな通りです。

 表参道で、焼き立ての梅が枝餅を片手に歩くのも、観光気分で良いですが、人波に疲れてしまった場合には、この小道をゆっくり歩くのも、オススメなのです。

 太宰府天満宮や近隣の大宰府政庁には、本当に古代からの歴史が感じられる場所が、たくさんあります。

 もっともっと、オススメしたい(観世音寺、大宰府政庁、水城!!)のですが、距離もそこそこあり、子どもの足では踏破することは難しいので、ここで引き返します。またの機会に

憧れの太宰府天満宮での七五三

 七五三は、子どもの無事な成長を感謝し、さらなる保護をお祈りする行事です。

 古来から行われてきた、3歳の髪置(かみおき)、5歳の袴着(はかまぎ)、7歳の帯解き(おびとき)に由来するそうです。

 ぷに子ちゃんが、七五三を行う歳になりましたので、どこで写真撮影をして、どこで御祈願をするのか、考えなければなりません。

 今は、何歳に行うかはさまざまな考え方があるようですが、私が育った地域では、男の子は数え年(満年齢の1歳前)の5歳、女の子は3歳と7歳の年だということで父母(子どもからいうとおじいちゃん、おばあちゃんですネ)が言っていますので、それに従いましょう。

 次に、七五三をどこの神社でするのか、それも問題です。

 私が子どものころは実家の近隣の神社で行った記憶がありますが、それでなければ、できれば有名な神社で行うのも憧れますネ。

11月1日~11月下旬は菊花展も開催されていました(2020年)

 福岡市近隣であれば、地域で有名な「筥崎宮」「香椎宮」「宇美八幡宮」など、その他にも「住吉神社」「愛宕神社」などいくつもの候補が思いつくと思います。でも、何と言っても全国的に有名な「太宰府天満宮」が、ぷにぷにかぞくとしては、憧れの存在です。

 そこで、ぷに子ちゃんの7歳の七五三は、太宰府天満宮に決めました。

 実際に、太宰府天満宮には、例年、多くの七五三のお参りの家族が参詣されるそうです。

 子どもの成長を天神さまへご報告し、ますますの健やかな成長をお祈りすることにしましょう。

  

 それでは、申し込みをしましょう。

 七五三の時期には、拝殿の受付に、このようなご案内が出されています。

 さすがに土日には混み合うのではないかと思い、私たちは11月の平日(2020年)の13時ごろに行きました。

 この日は、小雨のせいか七五三祈願祭は3組ほどでした。

 祈願祭 8時45分頃~17時00分頃

 大混雑ではなかったので、ホッとしながら、予約なしで当日受付に直接申し込みます。

 太宰府天満宮では予約は行われておらず、当日受付にて直接申し込みました。

 コロナ禍でもあり、平日でもありましたので、一般の参拝やお祓いの人も少なかったです。

小雨でしたが、傘を差さなくても大丈夫な時間帯もあり、着物が濡れなくて、ひと安心です。

 御祈願も無事終了。

 ぷに子ちゃんは、慣れない着物と履物でお疲れ気味ですが、せめて拝殿の近くで写真撮影をと思い、石畳の上をゆっくり歩いて行きます。

 すると、参拝に来てあった年配の女性たちからすれ違いざまに「まぁ、華やかで、かわいらしいこと。おめでとうございます」と声をかけていただきました。

 とっさのことで「ありがとうございます」くらいしかお返事できなかったのですが、このように声をかけていただくことは、親としてもとても嬉しく、子どもの成長をおとなたちみんなで祝うという温かい気持ちがあふれていて、ほかの参詣者がたくさんいらっしゃる神社で御祈願をして良かった、と思いました。

太宰府天満宮お祝い袋の中身をご紹介

 2020年 太宰府天満宮のお祝い袋の中身です。

 たくさんの品に驚きました。

七五三にオススメの写真館

 七五三に際しては、子どもたちは、慣れない着物での写真撮影や、慣れない窮屈な着物や履物での御祈願で、かなりの負担になります。

 この負担を少しでも和らげるためには、御祈願の神社を決めたら、そこからできるだけ近い写真館を選ぶことが重要だと思います。

 ご自身で着物を用意される家庭もあるかもしれませんが、最近では、着物をレンタルして、撮影や御祈願ができます。

 ぷにぷにかぞくのオススメは、スタジオマリオさんです。

 太宰府天満宮近隣をはじめ、地元で有名なカメラのキタムラさんの運営で、福岡市近隣にもたくさんの店舗があります。

 御祈願の神社を決めたら、神社最寄りの店舗を、ぜひチェックしてみてくださいネ。 

「カメラのキタムラ」の写真館【スタジオマリオ】

スタジオマリオ

ポイント

  • 全国47都道府県360店舗以上のこども写真館
  • カメラのキタムラが運営する公式スタジオ
  • お客様満足度No1のこども写真館(ESP調べ)
  • 衣装は無料で着替え放題
  • 撮影料+商品代というシンプルな料金体系
  • スマホからの申し込み8割以上

 着物の色柄も好みのものを選べますので、きっと、カメラ映えするお気に入りが見つかるかと思いますよ。

太宰府天満宮駐車場おすすめ太宰府パーキング

 七五三の時は着物ですし、子どもも遠くまで歩けませんよね。

 私たちが利用して一番近くて便利だったのが、太宰府天満宮幼稚園の裏門の目の前にある太宰府パーキングです。

 土日祝は混んでいるかもしれませんが、平日はすっと入れました。

 雨の日など、とても便利です。

太宰府パーキング(駐車場 地図)

太宰府市 駐車場満車空者情報  

 車で行くときは、事前にこのサイトを見て行くと狙いの駐車場の混雑状況がわかるので、本当に便利です!

 近隣の道路の渋滞状況を見ることができるライブ映像もあります。
  

太宰府天満宮予約の出来るおすすめ駐車場

 上記のような方法で駐車場を探しても、太宰府天満宮は観光地として人気なので、駐車場が心配かもしれません。

 そのような時には10日前から予約できるakippa(あきっぱ)というオンラインコインパーキングがおすすめです。

駐車場だって予約ができる!

 私も利用させていただきましたが、写真付きで駐車場の様子が分かるので、とても分かりやすかったです。

 あとは、こちらのアプリも駐車場の空きがわかって便利です。

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 初めて行く場所で、駐車場があるか不安という方は試されてはいかがでしょうか?

太宰府天満宮地図

参考になるサイト

 西鉄グループ 電車情報

・梅が枝餅とセットになったお得なきっぷ情報もあります!

 https://www.nishitetsu.jp/train/ 
   

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-太宰府・神社