ピノコ「あっちょんぶりけ」はどういう意味？語源は？ピノコは何歳なの？

「ブラックジャック」に登場する愛らしいキャラクター、ピノコ。

　ピノコが放つ「あっちょんぶりけ」という独特の言葉は、作品の象徴的なフレーズとして愛され続けています。

　しかし、このユニークな言葉の背景には、ある深い意味が隠されているのです。

　ただのかわいらしい一言では終わらない、ピノコの「あっちょんぶりけ」に込められた深い意味とは一体何なのか？

　読み進めることで、あなたもきっとピノコの魅力に引き込まれると思いますよ。

ピノコ「あっちょんぶりけ」の意味とは？！

　「あっちょんぶりけ」とは、怒ったときや驚いたとき、感動したときなど、興奮したり、強い気持ちを表現したりする時にピノコが使う言葉です。

　ポーズは両手の手のひらを両頬に強く押しつけ「アッチョンブリケ」と叫べば完成です。

ブラックジャック1巻　第1話「報復」
【無料で試し読み】

　ピノコがはじめて「アッチョンブリケ」と言ったのは、ブラックジャックの「報復」です。

　この「報復」は、無料で試し読みができるので、ぜひ読んでみてください。

　その中で「アッチョンブリケはピノコが作った言葉」と言っています。

　手塚治虫さんは何を元に「アッチョンブリケ」を誕生させたのでしょうか？

　実は、手塚治虫さんの長女「るみ子さん」ではないか？という逸話があります。

ピノコは双子の姉の体で生き続けていた畸形嚢腫

　ピノコは双子の姉の体に18年間生き続けていた畸形嚢腫（きけいのうしゅ）でした。

　この「こぶ」の中にいた時、ピノコはテレパシーでブラックジャックに「あなたを信用します。あなたはどんな手術でもできるすばらしい医者でしょう、私を助けられると思う」と標準語で話しかけています。（参照：ブラックジャック「畸形嚢腫」）

　実は、ブラック・ジャックが組み立てたピノコは、すぐに話したり、歩いたりできたわけではありません。その裏には信じがたい苦労があったのです。

　ピノコが話したり、歩けるようになるまでの必死のリハビリの様子は⇩こちらで紹介しています。とても感動的なのでぜひ読んでみてください。

あわせて読みたいブラックジャックとピノコの関係は？大人になったピノコと最終回で結婚？！

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　しかし、幼女になってからは幼児言葉を使うようになります。発声が下手なので、ブラック・ジャックに「発声練習をしたほうがいい」といわれることがあります。

　「でもいみはつうじでいるでしょ？」とピノコが言い返すシーンがあります。

　姉の体の中にいた時は標準語で話せていたのに、幼女の体になったら幼児語になったのは、体が小さくなって発達が未熟だからでしょうか？

　そんなピノコのモデルは、手塚治虫さんの長女るみ子さんではないか？という逸話があります。

>>詳しくはこちらで紹介しています。

　当時、手塚治虫さんは多忙で睡眠時間が3時間だったらしいのですが、幼稚園児だったるみ子さんを思いながら書かれているとしたら、すごい観察力ですよね。

　うちの子も「すき」が言えなくて小学校に上がるまで「すち」と言っていました。ピノコが発する言葉は幼稚園児が話す言葉そのものだと思います。

ピノコは何歳？年齢は？

　いままで姉の体内で生きてきたことを考えると18歳、戸籍上の年齢は実質0歳ですが、自分では「としごよ（としごろ）のレレイ（レディ）」だと言い張っています。

　連載最終話では自称21歳・戸籍上は1歳となります。

　なので、上手く言葉が話せないのも納得ですね。

　そんな愛らしいピノコの言葉を少し紹介します。

「しーうーのあらまんちゅ」とはどういう意味？

　ピノコがよく使う「しーうーのあらまんちゅ」は了解した。という意味です。

　ピノコの言葉は、単なる口癖を超え、作品内でのピノコの成長と変化、そして彼女がブラック・ジャックにとってどれだけ大切な存在であるかを示す象徴となっています。

　ピノコがはじめて「アッチョンブリケ」と言うエピソード「報復」は、無料で試し読みができるので、ぜひ読んでみてくださいね。

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　ぜひこの機会に、名作ブラックジャックを読んでみてください！