マッチングアプリのライン交換で後悔｜私が出会った危険人物とは？！体験記③

　婚活は、すべてが上手く行くとは限りません。不特定多数同士が出会うという性質上、望まないような体験をすることがあります。

　その体験からマッチングアプリの実態、危険な体験、注意すべき危険性について紹介します。

　そして、マッチングアプリを安全に利用するためのポイントもお伝えしますので、必読です。

　私の体験が、これから婚活を進めて行くあなたの有益な予備知識になれば幸いです。

マッチングアプリで婚活を開始

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　結婚相談所→婚活パーティーと経験し、次に試したのが婚活サイトでした。

　今でこそ知名度もあり市民権を得ている婚活サイト（今でいう「婚活アプリ」、「マッチングアプリ」）ですが、私が利用していた約15年前は法規制も十分ではなく「出会い系サイト」（※）という言葉でひとくくりにされていて、悪意のある男性に歳が若い女性が騙されてしまうような怖い事件も発生していました。

　もちろん当時からきちんとしている運営会社は存在していましたが、そうではない運営会社もあったということです。

　結婚相談所、婚活パーティと試行錯誤しながら婚活を進めていた私は行き詰まりを感じつつも、しかし「子どもが欲しい、そのためには早く結婚をしなければならないんだ…」と願う私には時間がありません。

　そもそも日常生活での「自然な出会い」なんて無いのだから婚活を始めたのです。

　選択できる手段は積極的に取り入れるしかありませんし、受け身では無くて「自分から行動するしかない」そう思っていました。

　それが「婚活サイト」での活動でした。

　※　昔は「婚活サイト」と呼ばれていましたが、今ではスマートフォンが主流になり、現在では「婚活アプリ」「マッチングアプリ」と呼ばれています。現在は法整備が進み「出会い系サイト規制法（平成15年法律第83号）」により、利用者が18歳未満でないことの確認やインターネット異性紹介事業における都道府県公安委員会への届出が義務付けられています。利用時には、年齢確認や本人確認が必要になるなど、利用者の安全・安心を担保するような法整備や運営会社による取組が実施されています。

マッチングアプリのライン交換で後悔

　意気揚々とはじめた婚活サイトですが、始めは失敗だらけでした。

　男女無料で会員が多い婚活サイトを使用していたのですが、遊び目的のような人が多かったのです。

　この時に利用していたのは男女無料の婚活サイトというか、実際は、おそらく当時で言うところの「出会い系サイト」だったろうと思います。

　でも、当時は、私は「出会い系サイト」という言葉も知らないほど無知だったのです。

　登録してすぐ下記のプロフィールの人からメッセージが届きました。

職業	会社員
年齢	29歳
年収	800万円
最終学歴	大学卒
身長	170cm
体重	60kg

　経験値の低い当時の私でも「年齢の割に年収が高いなぁ」と思いました。この時点で何かおかしいと思わなければいけませんでした。

　しかし私と年齢も近く写真（写真も個人情報のひとつなので…）も公開されていたので、私もそこまで怪しい人ではないだろうと考えて「よろしくお願いします」とメッセージを送りました。

マッチングアプリ1週間のやり取りで会うのは危険？

　それから1週間ほどメッセージのやり取りをして「今度会いませんか？」と、声がかかりました。

　「メッセージのやり取りをして変な人じゃなさそうだし、長い期間やり取りをして実際に会った時に想像していた人と違ったら、それはそれでショックだから、早めに会って今後どうするか考える参考にしたほうが良いかもなぁ…」と思い、会うことにしました。

　しかし、早すぎるこの決断は後に後悔することになります。

　相手から指定されたのは、金曜日の仕事終わりの18時。大都市にある双方の会社からの最寄り駅でした。

　待ち合わせにいたのはスーツにビジネスバック、高級そうな靴。スーツもバッチリ着こなしている男性、センスは悪くないと思いました。

　写真を交換していたので遠目でも「あの人かなぁ」とわかったように思いました。すると彼が私に気づいて、笑顔で迎えてくれました。

　笑顔が優しい印象。「近くのファミレスで話しませんか？」と言われ「ファミレスなら人も多いし安心だな」と思い、OKしました。

「初めまして。けんじと言います」

「初めまして。まさこです」初対面では、まだニックネームしか名乗りません。

　顔や話し方、しぐさは本当に普通の人で、私も恋愛感情とか一切なく親戚のお兄ちゃんと話しているような安心感がありました。

　相手の仕事は会社員ですが会社の名前は言われず、仕事の他にしている副業が楽しくてしょうがないというような話をされました。

　「自分はあと10年くらい働いたらリタイアして沖縄に住んで好きなことをして暮らす」

　「えっ？働かないで生活できるんですか？」

　「新しいビジネスだから早く行動した人だけが得するんだ。最初に化粧品を3人だけに紹介すればあとは何もしないで不労所得が入ってくる」

　そんな話があるのか！？と驚きましたが新しいビジネスだから知らない人が多いという言葉に「そうなのかぁ」と納得させられました。

　私の心が動いたのは次の言葉でした。

　「自分が扱っている商品はサイエンスの○○賞を受賞した博士が開発した化粧品。完全無農薬の植物から抽出したすごくいいものだから」とパンフレットを差し出されたのです。

　私は幼少からアトピーで苦しんできたので、無農薬とか無添加とかいう言葉につい反応してしまいます。

　もちろん相手は、そんなこと知らないので偶然でしたが。

　渡されたパンフレットを見たら植物から採取された液体を小さな瓶に詰めるまでが書いてありました。

　普通に商品に興味をもってしまい…。

　「で、この化粧品いくらですか？」

　と聞いてしまいました。

　「これは人から人に紹介してしか買えない。だから僕からしか買えないんだ。半年もつ商品が10万円。だけど君が10万円で購入して3人に紹介すればすぐに元がとれるよ。」

　知り合いを紹介して入会させることで紹介料を得たり、自分の所属するピラミッド内での売り上げ高に応じて還元報酬ももらったりすることで10万円よりもさらに高額な収入が入り、将来は不労取得が得られるということでした。

アッチングアプリで知り合った人はネットワークビジネスだった？！

　アメリカではア〇ウェイとかが有名だそうです。

　私はア〇ウェイも知らなかったのですが。

　無知ですみません。

　テレビや雑誌で一切広告しない代わりに会員から会員に紹介することで広告費が抑えられ、その分が還元されるということでした。

「商品を無料で試せるから試してみる？」と言われ。

「本当に無料で試せるんですか？」

「試すのは無料で大丈夫。20代の仲間もたくさんいてセミナーもあってって楽しいよ。パンフレットの裏に住所が書いてあるから来週の日曜日13時に来て」と言われ名刺を渡されました。

　パンフレットの裏には東京と大阪と福岡の会場の住所が書いてありました。

　福岡の会場を調べてみると実在する大きなビルで、会場はその一室でした。

　指定された会場に行くと、そこには私が今まで見たこともないような光景が広がっていました。

　化粧品、シャンプー、ボデイケア、健康商品が前方にズラーっと並んでいます。

　デパートの化粧品売り場みたいです。

　その後ろに5人くらい座れる丸いテーブルが6つ置いてあり、その奥に100人くらいは入れる部屋がありました。

　受付の人に「ご紹介ですか？」と言われ先日渡された名刺を見せました。

「ご自由にお試しください」と言われ商品を試しました。

　商品は有名無添加化粧品みたいに小さな瓶にアルミのフタがしてあり無添加感がすごいです。

　化粧品を試しましたが、臭いはなく、肌にのせた感じピリピリ感もありませんでした。

「へぇ～」と思っていると、

「こんにちは！」と先日の親戚のお兄ちゃんみたいな人が現れました。

「こっ…こんにちは」

「商品どう？いいでしょ？」

「確かに商品は良さそうだけど…」と思いながら部屋を見渡すと奥の部屋から歓声が聞こえます。

「ちょうど今から商品の説明があるから聞かない？」と言われ奥の部屋の後ろの空いてるイスに案内され、話をする人が壇上にあがると

「パチパチパチ！」拍手がおこりました。

「なるほどー」

「うん、うん」

「おー！」

というリアクションが会場中から飛び交い、決め台詞がでると

「パチパチパチ！」

と拍手喝采が起こります。

「人間、健康が大事、お金が大事」

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「だから商品を買って、友達にも紹介しよう」

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「紹介料によるお金と商品による健康がいっぺんに手に入る」

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　そこで、健康とお金を同時に手を入れたエグゼグティブといわれる人が登場する。

　みんなが羨望の眼差しで見る。

　集団催眠というのでしょうか？

　なんと私はこんな単純な手に引っかかってしまったのです。

　帰るころには10万円（分割で）の契約をしていました。

　バカですよね。なんで契約してしまったのか。逃げ出すチャンスはいくらでもあったのですから。というか、そもそも会場に行かなければ良かったのです。

　しかし私はマルチだと思わず、その後友達に紹介しました。

　みんな「騙されてるよ」と興味ない感じでした。

「え？！なんで？こんないい話ないよ！新しいビジネスだからみんな知らないんだ」と頭に花が咲いた状態でしたが、ある日。

　私がマルチ商法をしていると職場の先輩の耳に入って「それ、ねずみ講よ」と言われました。ねずみ講という言葉を知らなかった私に先輩が「私も昔誘われたけどさぁ。田舎から出てきた子とか誘われるのよ。4月5月新生活が始まる頃は特にそういう誘いが多いから注意するようにって話さないといけないって思ってたんだ」

　先輩の話によると大学生の時に必ずこういう誘いがあるらしく、都会の人は気を付けているらしい。あとは田舎から出てきた子は狙われやすいとのこと。

　だから友達は知っていたのか。

　田舎から出てきた私はねずみ講とかマルチ商法という言葉も知りませんでした。

　先輩の言葉に目が覚め、その後活動することはありませんでしたが、マルチの人からの勧誘の電話は続きました。

　そして友達からの信頼を失い、ローンだけが残りました。

　婚活が悪い訳ではなく、なかにはこういう詐欺まがいなことがあることも知識として知っていて欲しいです。

マッチングアプリ【連絡先ライン交換】の危険性

　マッチングアプリ内での交流であれば「合わないかも」と感じた場合はブロックすることで交流を断つことができます。

　しかし、ラインを交換してると相手をブロックしても新しいアカウントで連絡がきてしまうことがあります。

　ライン交換をした相手が良い人とは限りませんし、必ずそのあと恋人関係になるとは限りません。

　もしかしたら、その後のラインのやりとりや、デートをしてみてお互いに「なんか違うかも」と思うことだってあります。

　 しかし、なかにはライン交換ができた時点で「付き合えたも同然だ」と勘違いをしてしまう相手もいます。

　私も以前、お会いした相手とお付き合いができないと判断し、きちんとお断りをしても、相手が諦めきれずにストーカーのようになってしまい、怖い思いをしたことがあります。

　なので、マッチングアプリ内で1か月～半年、ゆっくりやり取りをして、この人なら大丈夫と思えてから連絡先の交換をすることをオススメします。

マルチ商法に勧誘してくる人の特徴

　今回は、私がマルチ商法に引っかかった話について書いてきましたが、実在する商品を扱い、商品を誰でも適正価格で手に入れることができ、紹介すればちゃんと紹介料がもらえる。これはビジネスとして成立しており、マルチ商法自体は違法とはならないようです。

　しかし、出会い目的以外（商売目的）で出会い系サイトを利用していることがマナー違反、婚活サイトの利用規約違反となります。

　そのため、こういったビジネスに勧誘する人の特徴を下記にまとめましたので、遭遇した場合は速やかに連絡を絶つようにして下さい。

　高収入なお相手は魅力的ですが、決してそれだけに惹かれてしまうのではなく怪しい点はないかチェックしてみてくださいね。

　メッセージのやり取りや会話の中で「夢や成功」などの言葉を多用していれば、マルチを疑いましょう。

　また「今の自分に満足している？」という質問をして、現在の不満を引き出そうとするパターンも多いです。

　生きていれば多かれ少なかれ、不満や不安があって当然です。

　相手が勧誘目的の場合、聞き出した不満をネタにして最終的にビジネスやマルチ商法を勧めてくるので注意しましょう。

まとめ：危険を避けて婚活するにはアプリ選びが重要

　今回、男女とも無料の出会い系サイトに登録してマルチ商法に勧誘してくる人に出会ってしまいました。

　ここまで読んで「マッチングアプリを使うのが怖い」と感じてしまったあなたには、男性が有料か男女とも有料で運営がしっかりしている婚活サイト・アプリ、マッチングアプリを選びましょう。

　危険を避けて婚活するにはアプリ選びが重要です。

　お試し検索は無料なので、今すぐにでもお試し（まさにトライアルですね）で試してみることをオススメします。

Pairs（ペアーズ）

　女性は基本機能は無料で、オプション機能やアイテムは有料となります。男性はマッチングが成立した相手とのメッセージのやりとりから有料となります。

ブライダルネット

　ブライダルネットの有料プランは男女とも同額です。その他にも期限なしでずっと無料の「トライアルプラン」もあります。何なら、今すぐにでもお試し（まさにトライアルですね）で試してみることをオススメします。

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